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Good Sleep & Good Health  良い睡眠は健康の秘訣

筆者: 呼吸器内科 科長 一和多 俊男 掲載日:2013/09/09

 睡眠は、眼球が素早く動く睡眠(REM睡眠)と、緩徐動く~停止する(NREM睡眠)に分類されます。睡眠はREM睡眠とNREM睡眠を約90分サイクルで繰り返し、1サイクル(90分)の倍数が効果的な睡眠時間で、1回の睡眠で2サイクルは必須です。

 REM睡眠は、肉体の睡眠で筋肉の緊張が低下しますが脳は覚醒しており、REM睡眠時では怖い夢を見ても逃げられない“金縛り状態”となります。また、交感神経活動が亢進して心拍数と呼吸数が増加し、血圧の変動が激しくなります。一方、NREM睡眠はステージ1~4に分類され、1~2は浅い睡眠で3~4は深い睡眠です。NREM睡眠は、脳は睡眠し肉体は覚醒している状態で、副交感神経活動が亢進して心拍数、呼吸数と血圧は低下します。また、NREM睡眠では成長ホルモンの分泌が亢進するため、“眠る子は育つ”所以です。加齢により睡眠は変化し、新生児は夢を見るREM睡眠が50%を占めますが、50歳を過ぎるREM睡眠が15%以下になり夢を見なくなります。

 睡眠のリズムは、新生児は3~4時間毎に睡眠と覚醒を繰り返し(多相性)、小学生なると昼寝をせずに夜間のみ眠るようになり(単相性)、高齢になると多相性に戻るために昼寝し、早朝に目を醒まして夜間の睡眠時間が短くなります。不眠を訴えて睡眠薬を希望される高齢な患者さんが多数いらっしゃいますが、夜間の睡眠時間の短縮は正常な生理学的変化とも言えます。また呼吸不全患者さんにおいては、睡眠薬は呼吸を抑制して呼吸不全を増悪させる危険性があります。

 良い睡眠(Good Sleep)をとるための運動や入浴などの日常生活の工夫は、睡眠時に心身の休息をもたらし、健康(Good Health)を保つキーポイントとなります。


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