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腹腔鏡でおなかの手術はどこまでできるの?

筆者: 消化器外科・移植外科 教授 島津 元秀 掲載日:2013/11/05

 腹腔鏡下手術というのは内視鏡をおなか(腹腔)の中に入れて、ビデオモニターに映るおなかの中を見ながら、細い鉗子という器械を使って手術を行う方法です。

 この時、おなかがへこんで内臓がくっついているとよく見えないので、おなかに炭酸ガスを注入して東京ドームのように膨らませて観察します。内視鏡を入れるための穴はおへそに10mm、鉗子を入れる穴は5mmまたは10mmで、通常は4~5か所に穴をあけます。どんな手術が現在よく行われているかというと、代表的なものは胆石、胆嚢炎、胆のうポリープなどに対する胆嚢摘出術です。

 炎症がひどく癒着が強い場合を除いてほとんどの胆嚢摘出術が腹腔鏡で行われ、大きくおなかを切る事はなくなりました。その他、胃がんや大腸がんでも比較的早期のものは腹腔鏡で手術できます。虫垂炎いわゆる盲腸も腹腔鏡で行う場合があります。最近では、肝臓がんに対する肝臓の部分切除術が腹腔鏡で行われるようになりました。小さい肝臓がんや肝表面にあるものは良い適応です。

 また、良性や悪性度の低い膵腫瘍に対して膵臓の左側を取る膵体尾部切除術もできるようになりました。これらの手術はすべて健康保険が適応されており、当科でも盛んに行っています。腹腔鏡手術の利点は何と言っても傷が小さく術後の疼痛が少ないため、早く離床でき早く退院できることです。また、美容的な面でもメリットがあります。一方で、特殊な器械を用い、動作が限られるので、高度な技術と十分な修練が要求されます。無理に完遂しようとすると副損傷を招きかねないので、適切な適応症例の選択と慎重な手術操作が不可欠です。専門学会で認定された施設で専門医のもとで行うのが安全でしょう。


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