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生体肝移植手術の再開についてのご報告

掲載日:2012/10/19

 2012年5月、消化器外科・移植外科の島津元秀科長より、当センターにて生体肝移植治療を施行したい旨の申請がありました。しかし、以前(2000年10月5日から2007年4月3日まで)に旧体制の移植・一般外科で行われた52例の生体肝移植手術に関して、その生存率(1年57.7%、5年51.7%)が全国平均(1年約80%、5年約71%)と比べて低いことから、2007年10月9日に開催された危機管理委員会において、当センターでの生体肝移植手術を一旦中止し、検証することが決定されました。ただちに外部委員を中心とした「東京医科大学生体肝移植検証委員会」が組織され、治療内容についての検証が行われました。さらに院内体制およびインフォームドコンセントの内容などについて「生体肝移植に関する八王子医療センター調査委員会」により、調査を行いました。その結果はいずれもホームページで公開されています。その反省点と改善策に基づき、外科の再編、院内安全管理体制の改善、インフォームドコンセントの充実(詳細な文書化)、感染対策として感染症科の設置など、移植医療の体制整備を行い、信頼を回復するべく努力を続けて参りました。
 今回、その生体肝移植手術を診療科として新たな体制となった消化器外科・移植外科で行うもので、他科の協力体制も得られており、肝移植治療に携わる医師の陣容も一新されています。これにより当センターとしては、生体肝移植手術を施行できる体制にあると考えておりますが、2012年6月7日に開催された病院幹部会で、以前の経緯を踏まえ、より厳密かつ客観的に評価する必要があると判断されました。そこで外部委員を加えた「生体肝移植実施検討委員会」を開催し、その生体肝移植手術実施の可否を検討するよう進藤俊哉副院長に諮問しました。
 委員の選定に関しては、当センター内の関係各診療科長・各部署の長を原則として選出し、外部委員として加わっていただく専門医の選出にあたっては、日本肝移植研究会の上本伸二会長に推薦を依頼し、順天堂大学肝・胆・膵外科の川崎誠治教授の推薦をいただきました。また東京医科大学理事会より推薦された吉川治理事、東京医科大学教授会より推薦された松﨑靖司教授も委員に加わっていただき、客観性と安全性の担保に留意した上で、2012年7月25日、当センターにて生体肝移植実施検討委員会を開催いたしました。
 その結果、①外部委員を含めた、症例毎の「生体肝移植適応決定委員会」の開催、②実施前に関係全スタッフによる「院内移植連絡会議」の開催、③ある一定数の患者(5例から10例)が治療を受ける毎にその成績を検証する「検証委員会(仮称)」の開催、④当センターで生体肝移植治療を開始する旨をホームページを通して公表など、これらの必要な条件を満たせば、東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科において、生体肝移植治療を開始するにあたっての客観性・安全性は担保されており、適切に施行できるとの報告を受けました。
 以上の報告を受け、現時点で当センターにおける生体肝移植治療は適切に実施出来るものと判断いたしました。
 つきましては、充分なインフォームドコンセントのもと、当センターで生体肝移植治療を受けることを希望される患者様がおられる際には、上記諸条件を遵守し実施することをお約束し、再開させていただきます。
 皆様のご理解を賜りたく、ここにご報告申し上げます。

 2012年10月19日

東京医科大学八王子医療センター

病院長 髙澤 謙二

2012年7月25日生体肝移植実施検討委員会報告書(PDF)

八王子医療センター
東京医科大学八王子医療センター
TEL:042-665-5611(代表)

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