東京医科大学八王子医療センター看護部
看護部|東京医科大学八王子医療センター

2017.09.11がん治療をする患者さんを支えるために

 近年、抗がん剤の開発はめざましく、がん治療はたくさんの種類の抗がん剤で行われています。薬によって、その症状は様々であり、抗がん剤の副作用予防を十分に行うことが患者さんの治療を安全に安楽に行うためにも重要となります。しかし新しい抗がん剤の中には、症状が複雑なものも多く、その場合、医師、看護師、薬剤師、事務などと協力し合いながら副作用を管理する必要があります。

 私の所属する化学療法センターでは、新しい抗がん剤への理解を深め、患者さんへより良い看護を行うために、定期的に多職種ミーティングを行っています。多職種ミーティングでは治療や抗がん剤の副作用について話し合うほかに、新しい抗がん剤に対する副作用チェックシートや実際に患者さんへ説明するためのパンフレット作りを医師、看護師、薬剤師で協力し合って行っています。今後、多くの患者さんに副作用チェックシートやパンフレットを医師・看護師・薬剤師が使用することで、より早期からの副作用コントロールを行い、入院・外来を通して、患者さんが安心して治療を受けられる環境作りをしていこうと思います。

 次に副作用コントロールの一場面ついてご紹介します。新しい抗がん剤の副作用で多いものの、一つとして皮膚障害があります。皮膚障害を予防し、症状を悪化させないためには、治療をしている患者さん自身に皮膚の保護や、保湿剤や各種の治療薬を適切な方法で塗ってもらう必要があります。患者さんによっては皮膚ケアになじみがなく、皮膚ケアを習慣化するのが第一の目標となる患者さんもいらっしゃいます。

 先日、治療に来られた男性の患者さんは今まで保湿剤で皮膚ケアをしたことがなかったため、どのように保湿剤を選び、使用するかがわからず困っていました。このような時は、患者さんに実際に保湿剤を使用し、塗る方法を実演しながら説明をさせてもらいます。患者さんは「こういう事したことないよ」と戸惑っていましたが、その次に治療に来られた時にはしっかり皮膚ケアが出来ていました。しかし患者さんによっては、何度も指導を重ねる場合もあります。患者さんが自分自身で行うセルフケアをどのように身につけていただくかは、患者さんの症状や個々の生活で変わってきます。また治療中で体調が優れない日や、仕事や家事・育児・介護とご自身の事に専念する時間が少ない患者さんもいらっしゃいます。

 そのため、医師・看護師・薬剤師で患者さんのつらさや日々の努力を理解し患者さんがなるべく負担のないようにセルフケアが継続できるように今後も支援していきたいと思います。
第4外来  勝山 教子 一覧をみる

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