東京医科大学八王子医療センター看護部
看護部|東京医科大学八王子医療センター

2017.12.07手術への不安を取り除くために

 当院の外来では2017年6月から、全身麻酔で手術を受けられる患者さん全員に対してDVD視聴を含めた術前オリエンテーションを実施しています。術前オリエンテーションでは患者さんが主体的に手術に参加できるために準備や体調管理について説明しています。具体的な内容として1.手術に必要な持ち物 2.入院までの体調管理(禁煙、呼吸訓練、口腔ケア、薬剤確認) 3.手術までの流れです。DVD視聴を始めてから「手術のイメージが付きやすかった。歯医者に行ってクリーニングするね。」「これ(呼吸訓練)頑張るね。」などの声が聞かれるようになりました。
 また、術前オリエンテーションを始めたことで、「独身で親、兄弟みんな亡くなり自分一人である。」とか「認知症の妻を独り残して入院できない。」「自分はがんになって病気のことは受け入れられるけど、母を残すと思うと申し訳ない。」等、色々な患者さんの背景を把握することができるようになりました。そのような時は、入院前からMSWに相談して地域の福祉担当者の介入を依頼したり、独居で家族が遠方の場合は、退院調整看護師に情報を提供し、入院時に退院調整看護師が家族と面接ができるよう連携をとっています。そのような患者さんや家族は、退院調整看護師の存在について「そんな人がいると心強い。」と言って安心された表情をされます。私達外来看護師もオリエンテーションだけでなく、患者さんの背景によって事前に多職種との連携や情報を共有する場面が多くなり、看護の充実感を得ています。
 今後も外来看護師として、限られた時間の中で患者さんが納得して手術に臨めるように、病棟・多職種と連携・調整を図り患者さんのニーズに応えられるようにしていきたいです。
第2外来看護師 緒方由美子 一覧をみる

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