東京医科大学八王子医療センター看護部
看護部|東京医科大学八王子医療センター

2018.01.10手術室で取り組んでいる災害訓練

 現在、手術室では1日約20件前後の手術が行われています。日中は9室ある部屋には常時患者が入室し、全身麻酔、局所麻酔手術が行われています。手術中に地震や停電・火災などが起きてもすぐに避難することが困難となります。その状況下で、自分自身の安全、患者の安全を守れるよう、迅速な判断や対応がもとめられます。そのため手術室内で働く全スタッフは災害時に取る対応や行動を理解しておく必要があります。
 そこで、今回実施した手術室防災訓練(3回)についてご紹介します。訓練を受ける前に、手術室看護師全員に災害時の概論と実際に使用するアクションカード(災害時、個々の役割に対する具体的な指示を明記したカードのこと)について説明しました。それから、「地震後の停電」という設定で防災訓練を実施しました。1回目は麻酔科医・臨床工学技士・手術室看護師が参加し、各職種の役割別アクションカードを用いながら、行動してもらいました。2回目・3回目は看護師のみで行いました。3回とも、アクションカードの使用方法になれていないため、行動に戸惑ったりスムーズに進めることができないと分かりました。今後も繰り返し訓練を行う必要があると感じました。
 また、手術室から安全に患者を退室させる際、通常は病棟のベットが入りますが、災害時はベット搬入が困難と想定されるため、ストレッチャーを担架にし、移送する訓練も行いました。スタッフは担架の重さに驚き移送は4人で行う必要があると訓練を行って改めて実感することができました。
 日頃からの備えはとても大切であり、訓練以上のことは災害時に対応することは出来ません。今後の目標として手術室で働く全スタッフを対象にした防災訓練を実施するために、計画の立案をしていきたいと思います。
手術室 看護師 湯村 涼子 一覧をみる

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