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眼科

眼科

はじめに

あたらしい年に向けて

今年の5月1日をもって新しい元号に変わり、30年余馴染んできた「平成」の代が終わります。 東京医科大学八王子医療センター眼科は、東京医科大学付属病院の分院として平成2年10月に開設されていますので、まさに眼科の歴史は平成の歴史と言えるでしょう。

東京医科大学八王子医療センター眼科の開設は平成2年10月に野中茂久・助手、石原涼子・研修医と馬場こまき・視能訓練士が着任し診療を開始したことに始まります。八王子医療センターの開設が昭和55年ですから10年目に眼科が出来たということになります。
初代の科長は平成3年1月に着任した小川徹郎・講師(後に助教授)でした。何もないところから科を立ち上げるのに、どれだけの苦労をなさったのか想像もつきませんが、当時のスタッフのおかげで現在の私たちがあるのかと思うと、ただただ頭が下がる思いです。
その後、平成6年7月より村松隆次・助教授(後に教授)が第2代の科長として赴任され、礎を築かれました。その時の科員には田中孝男先生、豊口晶子先生、井上博先生、工藤砂織先生がおられたようです。
第3代科長として白戸城照・助教授(後に教授)が赴任されたのは平成10年4月でした。当時の科員は井上博先生、園田靖先生、倉田美樹先生、林裕美先生、山田国央先生とすでに現在と同じ6人医師の体制が整えられました。ご存知のように白戸先生は緑内障の世界的権威であり、多くの研究業績をもたらしたばかりでなく、平成13年6月には過去最大となる医師9人態勢で診療に臨まれています。まさに栄華を極めた時代であったようです。
白戸教授の退任後、第4代科長として平成17年1月より若林美宏・講師(後に教授)が昇任しています。当時は熊倉重人先生、八木橋朋之先生、丸山勝彦先生、川井基史先生、川名聖美先生、栗田政憲先生がおられました。この当時は東京薬科大学の臨床実習生の受け入れが始まり、本格的に教育が始められています。また、加齢黄斑変性症に対する光線力学療法(PDT)を多摩地区で最初に導入したのも、この時代のことでした。
そして平成21年4月より田中孝男・助教授(後に教授)が第5代科長として赴任されています。当時は片井直達先生、横井克俊先生、奥貫陽子先生、小鹿聡美先生によって支えられていました。平成24年3月をもって田中教授が退任されると科長不在となり、同年7月まで村松大弐・講師が科長代理として、片井直達先生、伊丹彩子先生、長井瞳先生、沼田沙織先生とともに八王子医療センターの診療を少ない医局員で仕切ってくれました。
平成24年7月より、第6代科長として、私(志村雅彦・教授)が赴任してきました。当時は安田佳奈子先生、村松大弐先生、伊丹彩子先生、沼田沙織先生、嶺崎輝海先生が助けてくれました。その後、馬詰和比古先生、松田隆作先生、中川疾先生、小竹修先生、藤井敬子先生、眞島麻子先生、内海卓也先生、今関誠先生らが新宿本院から派遣され、現在(平成31年1月1日)は志村雅彦(教授)、野間英孝(准教授)、安田佳奈子(講師)、本橋良祐(助教)、松島亮介(助教)、水井徹 (後期研修医)の6名体制で診療を行っております。また、藤田聡先生が非常勤として、隔週木曜日の外来で前眼部や外眼部の疾患を担当しています。
なお、地域関連病院として公立阿伎留医療センター(あきる野市)、都留市立病院(都留市)、加納岩総合病院(山梨市)、青陽園診療所(八王子市)に外勤業務を行っています。

八王子医療センター眼科の歴史ともいうべき平成の代が終わります。次の元号の代に向けて、常に最先端医療とやさしい医療を目標に掲げてきた伝統を大切に、今年も患者さんにとっての良質の医療を提供していきたいと思います。

※当科では手術をお引き受けする際に、感染症の有無、肝機能・腎機能・心電図および胸部X線検査を行い、手術施行に支障を来たす全身症状がないことを確認させていただいており、全身疾患を発見するための検診とは異なります。従いまして、手術に支障がない場合は、詳細な結果の報告はいたしません。
また、一部の眼科手術について、入院ベッドや手術室の待機時間によって、阿伎留医療センターや都留市立病院での手術をお願いすることがあります。ご理解の上、よろしくお願いいたします。

志村先生 平成31年(2019年) 1月
東京医科大学八王子医療センター眼科
診療科長
教授 志村雅彦






2015年東京医科大学八王子医療センター眼科 臨床研究協力施設

ご支援感謝いたします。

多摩眼科クリニック八王子市散田町井上博先生
えびさわ眼科クリニック八王子市平岡町魵澤伸介先生
知慧会 森眼科あきる野市秋川森智之先生
三田眼科クリニック八王子市めじろ台三田真史先生
山口眼科クリニック八王子市旭町山口伸幸先生
みなみ野眼科クリニック八王子市西片倉藤田哲先生
加藤眼科上野原市上野原加藤みつ江先生
野村眼科医院都留市四日市場野村道子先生
博順会 大熊眼科八王子市千人町大熊京子先生
菊池眼科医院八王子市子安町菊池信介先生
倉田眼科医院八王子市寺町倉田美樹先生
藤田眼科八王子市横山町藤田聡先生
高山外科眼科医院八王子市大楽寺町高山宏夫先生
きむら眼科八王子市子安町木村隆先生
近藤眼科八王子市横山町今野公士先生
よしこ眼科クリニック八王子市兵衛赤坂佳子先生



 診療連携病院

公立阿伎留医療センターあきる野市引田
守成会 広瀬病院相模原市緑区久保沢
興和会 右田病院八王子市暁町
都留市立病院山梨県都留市つる




八王子医療センター眼科手術実績(件数)


術式2012年度2013年度2014年度2015年度
硝子体手術373403408417
白内障手術1,3031,4141,4261,497
緑内障手術6161416
斜視手術20181210
眼瞼手術11291522
その他
(硝子体注射、
光凝固など)
255251387496



当科の特色

“目は心の窓”と言われているように、外界からの情報のおよそ80%は視覚を通して獲得されており、社会構造が高度化した現代において、“ものが見えること” の重要性が増していることに異論はないと思われます。その中で、視力の維持に直接携わる科として、私たちは最先端の診療を提供すべく、日夜努力しております。しかしながら、未だ治療法のない疾患、原因さえ分からない疾患が数多く存在するのも事実であり、日々の診療の中で気付いた所見や経過を検討し、議論を重ねて、国内・海外の学会などに積極的に発信することで、“現在、世界的に見ても最高峰の眼科医療レベルにある”ことを目標に医療を行っています。

日本における後天的失明原因は以下の通りですが、この中で、治療法が確立しているのは6位の白内障だけです。

1. 緑内障 20%6. 白内障 3%
2. 糖尿病網膜症 18%7. 外傷 3%
3. 網膜色素変性症 14%8. 脳障害 2%
4. 加齢黄斑変性 9%9. 角膜混濁 1%
5. 高度近視 8%10. その他19%

Geriatric medicine (2006) 44(9) 1221-4

そこで、当科における上記の疾患に対する取り組みを一部ですがご紹介したいと思います。

1位の緑内障は、未だ原因さえ分からず、治療法も眼圧下降のみですが、低眼圧でも進行する症例もあり全世界の眼科医が苦悩する疾患でもあります。当科では、緑内障によって最も障害を受ける視神経線維の厚みを測定するとともに、眼球内の血流速度を測定することで、緑内障の進行のメカニズムを解明しようとしております。また、患者さん個人の自動視野計のデータを数値化して永久管理するシステムを導入し、過去の診療経過から未来の視野障害の進行の程度を予測できるようにしました。

2位の糖尿病網膜症は、血糖コントロールと網膜光凝固の普及によって、失明を予防できるようになってきましたが、網膜の中でも視力を司る黄斑部が浮腫を起こし、視力が著しく低下する黄斑浮腫が問題になっています。当科では、世界に先駆けて黄斑浮腫に対する選択的な治療法を導入しており、黄斑浮腫の形態を分類することで抗VEGF抗体、ステロイド、局所光凝固、硝子体手術といった治療法を行うことで、視力の改善・維持を目指しています。
なお、硝子体出血や網膜剥離、眼圧上昇などの進行性の強い増殖糖尿病網膜症に対しては積極的に硝子体手術を行っております。当科では新たに小切開硝子体手術システムに加え、広角観察システムや内視鏡観察システムを導入して、現時点での最高レベルの手術技術を提供することが可能です。しかしながら、どんなに最高の技術を駆使しても、血糖コントロールが安定しない症例や、長期間網膜症を放置された症例などは、未だに難治であることも事実ですので、早めの来院をお勧めいたします。

3位の網膜色素変性症は、遺伝性の強い疾患と言われ、現在いくつかの原因遺伝子が特定されてきていますが、治療法はなく、唯一の望みはiPS細胞を用いた再生治療と考えられています。現状での問題点はこのiPS細胞を網膜の下に移植する技術と、iPS細胞を脳細胞に繋げる技術が確立していないことですが、当科では前者の技術を確立させるべく、網膜下への手術操作を積極的に行っています。

4位の加齢黄斑変性は脈絡膜新生血管と呼ばれる異常な血管が網膜の下に出来てしまう疾患であり、現在はこの新生血管の発症に関わる物質である血管内皮増殖因子(VEGF)に対するワクチンともいうべき抗VEGF抗体の毎月投与によって病状の抑制が行われています。最近では作用時間の長い抗VEGF抗体であるVEGF trapがいち早く導入されており、従来の投与によって十分な効果の得られない疾患に対しての成果が期待されています。また、網膜下に出血が起こってしまい治療適応外となってしまった症例に対しても、網膜下の出血塊を除去する技術によって手術をし、一部改善がみられております。

5位の高度近視について、難治疾患である黄斑円孔網膜剥離を生じた症例に対しては、積極的な広範囲内境界膜併用硝子体手術によって、復位率は70%を超えています。また、黄斑萎縮症例についてもFDA(アメリカ食品医薬品局)認可のサプリメント療法の相談なども行っています。

6位の白内障については、小切開による超音波発振による水晶体破砕法で行っていますが、従来の縦方向超音波発振に変えて、最新の縦横発振による手術器械を導入し、より短時間での白内障手術を可能にしました。また、ご希望に応じて両眼同日の手術にも応じております。なお、日帰り手術に関しましては、術前術後の連日の外来通院による安全性が担保できないことから当院では薦めておりません。詳しくは担当医とご相談ください。


スタッフ紹介

身分 診療職 氏名 資格 専門分野 略歴
志村雅彦 教授
医学博士
科長 しむら まさひこ
志村 雅彦
日本眼科学会指導医
日本眼科学会専門医
PDT認定医
米国眼科アカデミー会員
米国視覚研究会員
網膜硝子体
黄斑部疾患
平成3年
東北大学卒
平成7年
東北大大学院卒
野間英孝 准教授
医学博士
副科長
病棟医長
のま ひでたか
野間 英孝
日本眼科学会指導医
日本眼科学会専門医
PDT認定医
米国眼科アカデミー会員
米国視覚研究会員
黄斑部疾患
緑内障
平成4年
久留米大学卒
平成18年
広島大大学院卒
安田佳奈子 講師
医学博士
医局長
外来医長
やすだ かなこ
安田 佳奈子
日本眼科学会指導医
日本眼科学会専門医
白内障
網膜硝子体
平成9年
山形大学卒
平成16年
東北大大学院卒
本橋良祐 助教
医学博士
  もとはし りょうすけ
本橋 良祐
日本眼科学会専門医
障がい者スポーツ医
白内障
網膜硝子体
平成21年
東京医科大学卒
松島亮介 助教   まつしま りょうすけ
松島 亮介
日本眼科学会
日本眼炎症学会
眼科一般
白内障
ぶどう膜炎
平成24年
東京医科大学卒
水井徹 助教   みずい とおる
水井 徹
兼任助教   ふじた さとし
藤田 聡
日本眼科学会専門医 角膜・結膜
眼科一般
平成11年
東京医科大学卒




外来受診について

紹介状の有無にかかわらず診察いたしますので、お気軽にご来院ください。 ただ、当院は急性期地域中核病院であるため、病状の安定した方はお近くの眼科との連携で診療を行う場合が多いので、地元にかかりつけ眼科をおつくりになられることを推奨いたします。




眼科を受診される皆様へ

診察時に瞳を拡大させる点眼薬を使用することがあります。この場合は4-5時間車の運転ができなくなりますので、ご自身の運転での来院はご遠慮くださいますようお願いいたします。また、大変心苦しいのですが、患者数の増加に伴い待ち時間は長くなっておりますので、御来院の際はお時間に余裕をもってお越し下さるようにお願いいたします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。


視能訓練士の予約について

視野検査ならびに視能訓練士の施行する検査や訓練を予約された方で、予約の変更またはキャンセルが
必要な場合は 042-665-5611 内線3175 視能訓練士までご連絡下さい。




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