ご挨拶

診療科長
田口 丈士
東京医科大学八王子医療センターは、南多摩医療圏の142万人(八王子市は56万人)の中核病院であり、また相模原市緑区と上野原市を合わせると20万人という周辺人口をかかえた地域にあります。
当診療科は、これまで「神経内科」と標榜しておりましたが、2018年4月より日本神経学会の指針に沿う形で、「脳神経内科」へ診療科名を変更いたしました。手術をおこなう脳神経外科の内科版という位置づけが明確となりました。(なお、神経科は精神科・メンタルヘルス科の標榜科名のひとつであり、心療内科とは心身症を主に診る診療科です)。
以下の3つを心がけています。
(1)脳卒中の対応は、脳神経外科、救命救急センターと連携して24時間体制でおこなっています。
(2)専門の医師による診療と先進の診断機器により、迅速かつ正確な診断を心がけています。
(3)神経難病患者の病診連携に力を入れています。
対象となる疾患
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脳卒中
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認知症
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パーキンソン病
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神経変性疾患(筋委縮性側索硬化症や脊髄小脳変性症などの神経難病)
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末梢神経障害
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重症筋無力症
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筋ジストロフィー
行っている検査
MRI/MRA | Gd造影MRI | 造影灌流画像 |
STIR法 | BB法 | CISS法 |
CT | 造影CTなど | 核医学検査(脳血流、ドパミントランスポーターシンチグラフィーDATなど) |
腰椎穿刺 | 神経伝導速度検査 | 針筋電図検査 |
各種エコー検査 | 脈波・ホルター心電図など | 脳波 |
行っている治療
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急性期血栓溶解療法(t-PA)
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大量免疫グロブリン療法
(IVIg):重症筋無力症、ギラン・バレー症候群など -
血液浄化療法:視神経脊髄炎、重症筋無力症など
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エダラボン静注:筋萎縮性側索硬化症
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リュープロレリン酢酸塩:球脊髄性筋萎縮症
主な診療実績
2015.1.1-2018.12.31)年間平均250名
・脳血管障害40%(TIA 8%、梗塞75%、出血17%)
・神経変性疾患14%
・末梢神経障害6%
・免疫関連性中枢疾患6%
・内科疾患に伴う神経障害6%
・神経感染症6%
・てんかん5%
・神経筋接合部疾患2%
・認知症1%
・筋疾患1%
・ほか13%
直近2年間では、脳血管障害とてんかんの入院数が増加しています。
医師紹介
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院内講師
たぐち たけし
田口 丈士
担当曜日
火・水・金
[特に専門とする領域]
脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
[資格・専門医など]
日本神経学会神経内科専門医
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助教・医長
うえだ ゆうき
上田 優樹
担当曜日
月・水
[特に専門とする領域]
神経筋電気診断学
[資格・専門医など]
日本神経学会神経内科専門医
日本内科学会総合内科専門医
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助教
きむら たかゆき
木村 亮之
担当曜日
月・火
[特に専門とする領域]
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後期臨床研修医
おおば しゅんすけ
大場 俊輔
担当曜日
[特に専門とする領域]
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兼任准教授
たなか のぶゆき
田中 伸幸
担当曜日
木
[特に専門とする領域]
臨床神経学
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兼任講師
いしこ ともこ
石河 朝子
担当曜日
第1・2・4金PM
[特に専門とする領域]
臨床神経学
休診・代診情報
休診日 | 休診医師 | 代診医師 |
2021年05月06日(木曜日) | 田中 伸幸 | |
2021年05月19日(水曜日) | 上田 優樹 | |
2021年05月19日(水曜日) | 田口 丈士 | |
2021年05月20日(木曜日) | 田中 伸幸 |