お知らせ
気管支鏡検査、CPAP治療などは、施行前のSARS-Cov-2 RT-PCRをあらかじめ行うことを原則としています。
呼吸機能検査については、適宜判断しています。
ご挨拶

診療科長
阿部 信二
超高齢社会を迎えて、呼吸器疾患の頻度は増加しています。2020年の死亡原因は、世界規模では、COPD、肺がん、肺炎がトップ5に入ると予測されています。COPD、間質性肺炎、呼吸不全、感染症、腫瘍、アレルギー、集中治療と治療すべき対象が広いので大変ですが、疾病の治療だけでなく、病人をみるという姿勢で患者様に向き合いたいと考えて診療しています。すべて治癒することができるとは限りませんが、よりより日常生活がおくれるよう最大限の努力を払っていきたいと思います。八王子の呼吸器診療のレベルを全国基準に高めたいと考えております。
外来受診方法
初診の方
初診の外来は完全予約制(月曜、火曜、水曜、木曜 1日2名まで)とさせて頂いております。
予約は、各医療機関から当院の予約カウンター(電話042-665-5611 内線3192~5)へご連絡して頂き、来院日に紹介状を必ずご持参下さい。
ご面倒をお掛けしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
禁煙専門の外来について
禁煙専門の外来は保険診療を行っています。
担当者
医師 :寺本(呼吸器内科)
看護師:中村(第1外来)
診療日
火曜 … 午後2時から3時
場所
B館1階 第一外来
診療実績
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・禁煙治療方法(「禁煙治療のための標準手順書」に沿って行います。)
・禁煙指導
・禁煙補助薬
睡眠時無呼吸症候群の外来
もし周囲の人からあなたが夜間のいびきや呼吸停止を指摘されたことがあれば、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠時呼吸障害を起こしている確率は高いかもしれません。
また、夜間のいびきや呼吸停止がなくても、日中の眠気が異常に強ければ睡眠時呼吸障害の可能性が高いのです。
睡眠時呼吸障害を適切な治療もせずに放置しておくと、うっかり事故や仕事の能力低下のみならず、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの重篤な病気を引き起こすことが知られています。
睡眠時呼吸障害の確定診断には「PSG」(終夜睡眠ポリグラフィー)と呼ばれる特殊な検査が必要です。この検査は、当センターで受けることができます。
睡眠時呼吸障害の診断には、現在のところ主に2つの方法が用いられています。
簡易式診断機(自宅でも可能)
・方法:睡眠時呼吸障害に伴う症状の原因でもある睡眠障害の判定を省略し、呼吸異常のみを判定
・長所:スクリーニング診断が簡便に出来る
・短所:あまり重症でない睡眠時呼吸障害の診断が困難
・保険:適用
終夜睡眠ポリグラフィー(2~3日間の短期入院が必要)
・方法:睡眠時呼吸障害に伴う症状の原因でもある睡眠障害を精密に判定
・長所:正確な診断や治療効果の判定に最も信頼が置ける検査
・短所:入院が必要であり自己負担額が増加する
・保険:適用
睡眠時呼吸障害の治療法には様々な方法があります。適切な治療さえ行えば、正常な睡眠をとることや、より健康な生活を送ることが期待できる。
鼻マスクを利用し持続陽圧呼吸(CPAP)を用いる治療(保険の適用)
CPAPは、重症な睡眠時呼吸障害の患者さんの大多数に適した治療方法です。
この治療方法の長所は、気道に圧を常にかけることで無呼吸をなくすこ とが可能となります。
しかし、圧の負荷が大きくなればなるほど、眠りにくくなるため、中等症以下の睡眠時呼吸障害の一部の患者さんでは、CPAPを用いる ことが、かえって睡眠を妨害することにもなりかねません。
睡眠中に口腔内装具を装着する方法
口腔内装具による治療は簡単な治療方法です。しかし、口腔内装具が完成するまでには時間がかかります。
また、口腔内装具を用いても睡眠時 呼吸障害の発生を完全に防ぐことができないことが多いようです。したがって、この治療方法は、軽症な睡眠時呼吸障害に適した方法と考えられています。
手術
手術により狭い気道を広げる治療方法は、睡眠時呼吸障害の原因が手術で拡張できる気道部分(咽頭、口蓋)であれば有効な治療方法といえます。
しかし、睡眠 中の気道の閉塞部位は患者さんにより異なり、舌根が原因の睡眠時呼吸障害では完全に治癒することができません。
手術の適応となる患者さんは40%以下と言われています。
対象となる疾患
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肺炎
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気管支喘息
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慢性閉塞性肺疾患(COPD)
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間質性肺炎(特発性肺線維症(IPF)ほか)
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急性咳嗽
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慢性咳嗽
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抗酸菌症
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肺真菌症
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サルコイドーシスなどの肉芽腫性疾患
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睡眠時無呼吸症候群
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呼吸不全
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胸膜炎
*腫瘍性疾患(肺癌など)と気胸の診療は、当センター呼吸器外科が担当しております。
行っている検査
胸部X線画像検査 | 胸部CT画像検査 | 呼吸機能検査 (気道抵抗検査を含む) |
6分間歩行距離検査 | 入院終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査 | 外来簡易PSG検査 |
気管支鏡検査 | 胸腔鏡検査 | 喀痰検査 |
呼気NO濃度測定検査 | 呼気CO濃度測定検査 | 動脈血酸素飽和度測定検査 |
動脈血液ガス分析検査 | 抗酸菌塗抹検査、培養検査 | 抗MAC抗体検査 |
IGRA検査 |
行っている治療
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抗菌薬治療
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気管支拡張薬による
気道拡張治療 -
生物学的製剤による
喘息治療(各種抗体薬) -
気管支熱形成術
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生物学的製剤による
IPF治療 -
胸腔ドレナージ
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酸素療法
(ネーザルハイフローを含む) -
鼻気道陽圧治療
(nCPAP治療) -
非侵襲的人工換気
(NPPV)
主な診療実績
医師紹介
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講師
しみずだに なおひろ
清水谷 尚宏
担当曜日
火曜日(紹介初診1名)
水曜日AM(初診1名)
金曜日AM(再診・紹介初診1名)/PM(SAS外来)
第1土曜日[資格]
日本内科学会 専門医/指導医
日本呼吸器学会 専門医/指導医
日本呼吸器内視鏡学会 専門医/指導医
日本アレルギー学会 専門医
[特に専門とする領域]
アレルギー性呼吸器疾患
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講師
うるま とものり
宇留間 友宣
担当曜日
月曜日(再診・紹介初診2名)
木曜日AM(再診・紹介初診3名)
第3土曜日[資格]
日本内科学会 専門医/指導医
日本呼吸器学会 専門医
[特に専門とする領域]
呼吸器感染症・アレルギー性呼吸器疾患・内視鏡診断・感染対策
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助教
いわた ゆうこ
岩田 裕子
担当曜日
[資格]
日本内科学会 認定内科医
日本呼吸器学会 専門医
[特に専門とする領域]
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助教
かわごえ じゅんいちろう
河越 淳一郎
担当曜日
金曜日(再診・紹介初診1名)
[資格]
[特に専門とする領域]
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後期臨床研修医
ためなが れな
爲永 伶奈
担当曜日
[資格]
[特に専門とする領域]
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兼任助教
てらもと しんじ
寺本 信嗣
担当曜日
[資格]
日本内科学会 専門医/指導医
日本呼吸器学会 専門医/指導医
[特に専門とする領域]
慢性閉塞性肺疾患・肺炎・睡眠時無呼吸症候群
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非常勤助教
うつみ けんた
内海 健太
担当曜日
[特に専門とする領域]
内視鏡診断・治療
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兼任准教授
ひらた ひろくに
平田 博国
担当曜日
木曜日PM(SAS外来)
[資格]
日本内科学会 専門医/指導医
日本呼吸器学会 専門医/指導医
日本アレルギー学会 専門医
[特に専門とする領域]
休診・代診情報
休診日 | 休診医師 | 代診医師 |
2023年10月06日(金曜日) | 河越 淳一郎 | |
2023年11月30日(木曜日) | 平田 博国 |
認定施設
• 日本呼吸器学会認定施設
• 日本呼吸器内視鏡学会認定施設