お知らせ
新型コロナウイルス流行以降での当科での対応(2023年3月1日)
平素より多くの患者さまをご紹介いただき先生方には非常に感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの流行により、当科での病棟が大幅に減少していました。一時期は病棟もなくなりましたが、2023年4月以降には病棟の再編が行われ、定数9床の運用となります。
感染症流行前より病床数がかなり減少していますが、流行前にも劣らぬように患者さまを受け入れていきます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延では、落ち着いた患者さまの慢性期治療から、かかりつけ医の先生方からの患者さまを紹介しやすいように新患外来を設定しております。
2022年5月1日より、予約も可能としてますので、ご活用ください。
血糖コントロール不良や合併症の進展しているなど治療にお困りの糖尿病以外にも、甲状腺疾患や原発性アルドステロン症などの副腎疾患を多くご紹介いただいています。
糖尿病の代謝疾患や内分泌学的疾患の専門的な検査を行える数少ない診療科であり、CT・MRI・PET-CTだけでなく、核医学検査や外科系診療科と連携して治療も可能です。
新型コロナウイルス感染症の蔓延では、糖尿病の情報を発信するために、八王子糖尿病ネットワーク(HADNet)もオンラインで配信しております。
もちろん無料であり、スマートフォンやPCでも聴講できますので、糖尿病診療にご興味のある先生は、是非ご参加ください。
ご希望の先生には、dmnaika@tokyo-med.ac.jpまで「HADNet参加希望」とメールをいただければご案内をさしあげます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延期には先生方には多くのご協力をいただき誠にありがとうございます。
当科としても一層の研鑽を積んでいきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ご挨拶
診療科長
松下 隆哉
糖尿病・内分泌・代謝内科は、糖尿病を中心に、脂質異常症(高脂血症)、肥満などの代謝疾患と甲状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患などの内分泌疾患(一部お引き受けできない分野があります)を取り扱っています。
当科のメインテーマは、糖尿病における二次予防、三次予防を目指すことにあり、その実現には血糖管理だけでなく、脂質や血圧などの管理も必要です。そのためには、薬物療法のみならず、食事療法や運動療法がさらに重要です。そこで、糖尿病患者の教育や指導、支援のため、看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・健康運動指導士と当科医師が糖尿病療養指導チームをつくり、「教育入院システム」を D4病棟で展開しています。
患者教育においては、患者が納得して自己管理行動を起こす動機付けとそのモチベーションの維持が重要です。そのために、糖尿病の病態を把握させることにも力を注いでいます。10日~14日の入院期間中に、インスリン分泌能と抵抗性レベルの把握、網膜症・腎症・神経障害、心筋梗塞・脳梗塞などの合併症の検索、そして食事療法と運動療法の実践を通して糖尿病治療の知識や技術の習得を目指しています。
さらに重要なことは、糖尿病は治す疾患ではなく、コントロールする疾患であることです。長い罹病期間のうちには、様々なライフイベントや急性疾患などのアクシデントが生じます。したがって、日常的アドバイスやコンサルトが必要な疾患です。このような時に、患者の日常生活を把握し、迅速で正確な対応ができるのは、地域における実地医家の先生方です。
このために患者の情報を正しく伝え、患者情報の共有化と診断・治療のコンセンサスを持つことが重要です。そこで当科におけるもう一つのテーマが、「患者のための医療連携」です。そのためのシステムとして、当科と地域実地医家の先生方との間の情報交換の場として、 Hachioji DM Network (HADNet) という糖尿病症例検討会を2、6、10月の原則として第3金曜日―19:30~21:00に開催しています。
当科スタッフと地域の先生や医療スタッフがカルテを持ち寄り、「顔が見える」なかで症例を元に治療方針を話し合ったり、また日ごろ疑問に思っていることや研究会などでは聞きにくいことなどをフランクな雰囲気の中で出し合ったりしておりますので、是非一度御参加頂ければ幸いです。
外来受診方法
初診の方
原則としてかかりつけ医からの紹介患者さんを新患外来の中で優先的に診療する体制をとらせて頂きます。紹介状のない場合には、急患を除きまして受付時間に関わらず診察時間が大幅に遅くなる場合がありますことを御了承の上で、受診のほどお願い申し上げます。
医師紹介
当科の目指す3つの医師像として、
1. 糖尿病患者さんの病態と要望を把握し、そのバランスを十分に考慮した医療を行うことのできる医師
2. 患者さんやスタッフ(先輩・同僚・後輩の医師・コメディカル)から常に学ぶ姿勢と、患者さんやスタッフに自分の得た知識や経験を教える姿勢を合わせ持つ医師
3. 糖尿病に関する自分のライフワークを持ち、リサーチマインドをもって日々の臨床に取り組み、その成果を患者さんに還元することのできる医師を考えています。
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講師
まつした たかや松下 隆哉
[経歴]
平成6年卒
平成21年1月1日着任[メッセージ]
火・木曜日担当
糖尿病、内分泌疾患を担当しています。糖尿病は「沈黙の病気」といわれ、ほとんど自覚症状なく進みます。よい血糖コントロールを目指して合併症を一緒に防ぎましょう。
[資格]
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医/研修指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医/指導医
日本甲状腺学会 認定専門医 -
臨床講師
こばやし たかあき小林 高明
[経歴]
平成8年卒
平成27年4月1日着任[メッセージ]
水・金・土曜日担当
糖尿病・内分泌疾患を担当しています。患者さん御自身が常に前向きに治療に取り組んでいただけるよう、サポートしていきたいと考えています。
[資格]
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医/研修指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医/指導医 -
助教
ひろた ゆうすけ廣田 悠祐
[経歴]
平成20年卒
平成30年4月1日着任[メッセージ]
月・木曜日担当
併存疾患やライフステージ、生活背景を考慮した糖尿病の診療に努めます。
[資格]
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医/指導医 -
臨床助教
たなか まさひこ田中 雅彦
[経歴]
[メッセージ]
金曜日担当
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臨床助教
はしもと しょうた橋本 将汰
[経歴]
[メッセージ]
月曜日担当
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臨床助教
さぶり ますお佐分利 益生
[経歴]
[メッセージ]
水曜日担当
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専攻医
さいとう ゆうた斎藤 雄太
[経歴]
[メッセージ]
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専攻医
まえの こうすけ前野 孝介
[経歴]
[メッセージ]
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兼任准教授
おおの あつし大野 敦
[経歴]
昭和58年卒
平成5年11月1日着任
平成30年10月1日現職[メッセージ]
木曜日午後の外来診療は短時間しかお手伝いできませんが、兼任准教授の立場で東京都糖尿病医療連携協議会 委員(南多摩圏域代表)と南多摩圏域糖尿病医療連携検討会 の仕事は継続し、少しでも医療連携の推進に協力していく所存です。
[資格]
日本内科学会 総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医/研修指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医/指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析医学会 専門医 -
非常勤医
あさひ のぶてる旭 暢照
[経歴]
平成2年卒
[メッセージ]
火曜日担当
糖尿病の患者さんを中心に診療を行っています。個々の患者さんの生活習慣を考えた治療を目指しています。
[資格]
日本内科学会 認定医
異本糖尿病学会 専門医 -
糖尿病療養の指導スタッフ
あまがわ としひろ天川 淑宏
[経歴]
平成15年4月1日着任
[メッセージ]
運動療法・運動教室担当
糖尿病治療の運動療法とは、どんな運動をどのように取り組めばよいのか、患者さん一人ひとりに適した実践方法をアドバイスします。また、毎週水曜日には運動教室を開催しています。
[資格]
理学療法士健康運動指導士
休診・代診情報
休診日 | 休診医師 | 代診医師 |
2024年10月15日(火曜日) | 松下 隆哉 | 佐分利 益生 |
2024年11月05日(火曜日) | 松下 隆哉 | 佐分利 益生 |