泌尿器科

診療受付時間

月曜日〜金曜日  8:30〜11:00
第1・3・5土曜日  8:30〜10:00

休診日

日曜日 / 祝日 / 第2・4土曜日
4月の第3土曜日 / 年末年始

住所

〒193-0998
東京都八王子市館町1163番地

042-665-5611
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〒193-0998
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042-665-5611

ご挨拶

診療科長 橋本 剛イメージ

診療科長
橋本 剛

泌尿器科のページをご覧いただきありがとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。昨年は様々なご支援を賜り、当院へご紹介いただいている医療機関の皆様に感謝申し上げます。
以下に当科の特徴と2023年の診療実績を更新しましたので、ご覧いただければ幸甚です。
但し、小児泌尿器(先天奇形など)や女性泌尿器(骨盤臓器脱など)は対応困難にて、他施設に紹介することはご理解下さい。

特徴1泌尿器腫瘍に対し開腹手術をはじめ、腹腔鏡手術も積極的に行っております。

特徴2尿路結石に対し体外衝撃波結石破砕術(ESWL)をはじめ、レーザーや超音波砕石装置を用いた低侵襲手術(TUL・f-TUL・PNL・ECIRS)を行っております。

特徴3前立腺肥大症に対しては、侵襲の少ないレーザー治療(HoLEP)を行っております。

特徴4膀胱癌に対し、アミノレブリン酸(5-ALA)内服による光力学診断法(ALA-PDD)を用いた膀胱腫瘍切除術(PDD併用TUR-BT)を行い、膀胱癌の完全切除を心掛けております。

特徴5骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌の患者さんには塩化ラジウム223(Ra-223)内用療法を行っております。

特徴6腎細胞癌や膀胱癌、前立腺癌に対し免疫チェックポイント阻害薬や分子標的治療薬、化学療法による内科的治療を行っております。

ご紹介にあたって

1:原則的に紹介状を持参された患者さんのみお受け入れいたします(予約患者さんの合間に診察します)。
2:緊急時はあらかじめご連絡いただき、診療情報提供書作成をお願いいたします。

主に診察している疾患

  • 副腎腫瘍

  • 腎腫瘍

  • 腎盂尿管癌・膀胱癌

  • 前立腺癌

  • 精巣腫瘍

  • 後腹膜腫瘍

  • 尿路結石症

  • 前立腺肥大症

  • 尿路感染症

  • その他の生殖器癌

診療内容・特色等(光力学診断法・レーザー治療・内視鏡手術・放射線)

膀胱癌に対する光力学診断法(PDD)併用経尿道的膀胱腫瘍切除術(PDD併用TURBT)

特色:アミノレブリン酸(5-ALA)を用いて膀胱粘膜に潜む癌を発光させて可視化し、腫瘍を完全に切除する新しい技術です。
アミノレブリン酸は、自然界にも存在するアミノ酸の一種で、これを内服した後、特定の青色光を膀胱内に照射し、青色カットフィルターを用いて膀胱内を観察すると腫瘍が赤色に発光します。
この診断法を用いて、さらに経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)を行うことにより、癌の見落としや取り残しを防ぎ、さらに、正確な病理診断を行うことができるため、治癒率の向上が期待できます。

膀胱癌に対する光力学診断法(PDD)併用経尿道的膀胱腫瘍切除術手術(PDD併用TURBT)についてのイメージ

前立腺肥大症に対するホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)

特色:出血が少なく、大きな前立腺肥大症にも適応があります。
再発率の低い低侵襲手術で、TURPの代替治療として注目されております。
また、新しい細径内視鏡を用いており、術後の尿道狭窄の軽減が得られております。なお、当院では300例以上の手術経験を持つ熟練した術者が手術を担当いたします。

前立腺肥大症に対するホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)についてのイメージ

レ-ザ-ファイバー

スパチュラ付きループ型電気メス イメージ

各種腹腔鏡手術(主に副腎・腎・腎盂尿管の腫瘍)

特色:腹腔鏡を用いた低侵襲手術を心掛けております。開腹手術に比べ、術後の痛みが少ない術式です。

各種腹腔鏡手術(主に副腎・腎・腎盂尿管の腫瘍)についてのイメージ

Ho・YAGレーザーを用いた経尿道的尿路砕石術(f-TUL・TUL)

特色:尿管鏡を用いた低侵襲の手術を心掛けております。

経尿道的尿管砕石術(f-TUL)併用経皮的腎砕石術(PNL)

特色:大きな腎結石やサンゴ状結石に対し行う新しい術式です。

経尿道的尿管砕石術(f-TUL)併用経皮的腎砕石術(PNL)についてのイメージ

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

特色:体の外から結石に衝撃波を当てて砕石する方法です。低侵襲的な砕石術で、日帰り手術も可能です。
治療時間は約1時間程度です。

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)についてのイメージ

骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌に対する放射性医薬品:塩化ラジウム223(Ra-223)

特色:前立腺癌の多発骨転移患者に対し全身投与(静脈内投与)で行う新しい放射線治療です。
除痛効果のみでなく、3.6ヵ月の全生存期間(OS)の延長も認められております。

  • 骨転移部位イメージ
    骨転移部位に選択的に取り込まれます

    ラジウム-223はカルシウム類似体であり、骨代謝の亢進した部位に集積します。

  • α線の周辺組織に対する作用イメージ
    高エネルギーのα線を放出します

    ラジウム-223は高エネルギーのα線を放出し、細胞のDNA二重鎖を切断することにより、抗腫瘍効果を示します。

  • 泌尿器科 麻酔下手術件数の推移について
    α線の周辺組織に対する作用は限定的です

    α線の飛程は100μm(およそ細胞10個分)未満とわずかです。

尿路上皮癌に対する抗がん剤治療・免疫チェックポイント阻害薬

腎細胞がんに対する各種分子標的治療薬・免疫チェックポイント阻害薬

去勢抵抗性前立腺癌に対する新規内分泌治療・新規タキサン系抗がん剤治療・放射線治療

その他

迅速かつ正確な低侵襲治療を心掛けております。
特に閉塞性腎盂腎炎をはじめとする重症尿路感染症に対しては救命救急での迅速な対応と集中治療室での全身管理を行いつつ、尿管カテーテル留置などの治療を行い対応しています。

主な診療実績

〈2023年 手術実績〉

副腎腫瘍 腹腔鏡下副腎摘除術 5件
腎細胞癌 腹腔鏡下腎摘除術 16件
開腹腎部分切除術 9件
開腹腎摘 2件
腎盂尿管癌 後腹膜鏡下腎尿管全摘術 14件
膀胱癌 TUR-BT(うちPDD) 91件(71件)
膀胱全摘+回腸導管 5件
膀胱部分切除術 1件
前立腺癌 去勢術 3件
精巣腫瘍 高位精巣摘除 3件
尿路結石症 PNL、ECIRS 11件
TUL 40件
ESWL 44件
経尿道的膀胱砕石術 6件
前立腺肥大症 HoLEP 27件
尿膜管 腹腔鏡下尿膜管摘除 3件
間質性膀胱炎 膀胱水圧拡張術 9件
前立腺生検 64件

医師紹介

  • 准教授

    はしもと たけし

    橋本 剛

    担当曜日

    月・金AM

    [資格]

    [特に専門とする領域]

    膀胱癌・前立腺癌(化学療法・免疫治療)、前立腺肥大症(レーザー治療)、腹腔鏡手術

  • 助教

    いしだ たくや

    石田 卓也

    担当曜日

    火・金PM

    [特に専門とする領域]

  • 助教

    ふくしま かんた

    福島 貫太

    担当曜日

    火・土

    [特に専門とする領域]

  • 臨床助教

    いの ともひろ

    猪野 友博

    担当曜日

    月・木

    [特に専門とする領域]

  • 後期臨床研修医

    みずこし そうた

    水越 創大

    担当曜日

    木AM・金・土

    [特に専門とする領域]