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臨床指標(Clinical Indicator)

(臨床指標)
臨床指標(Clinical Indicator)とは、医療の質を定量的に評価する指標のことで、当センターでは患者さんが診療を受ける際の一つの目安として、「DPC」の算定内容に基づき、厚生労働省が指定する以下の7つの項目について、1年間の診療実績を開示いたします。

【集計対象】
平成29年度に健康保険証を使用して入院された患者さんの診療データ

【DPCとは】
疾患をWHO(世界保健機関)が定めた国際疾病分類に基づき「重症度」「年齢」「手術・処置の有無」「副傷病名」等で細分化した「診断群分類」を指します。主治医はこの分類から入院患者毎に「人的・物的医療資源」を最も投入した診断群分類を選択し、入院治療費の請求を行います。また、厚生労働省もこれら診断群分類からなる「退院患者調査」のデータを診療報酬改定の検討材料としています。
医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

【集計項目】

1)年齢階級別退院患者数 ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 955 291 410 623 1028 1453 3004 4269 2381 310
年齢階級別退院患者数
【病院からのコメント】
前年度より全体で410人患者数が増えましたが、各年代の構成比は前年度と変わりがありませんでした。今後は、全体の約50%を占める70歳代以上の患者さんが当センターを退院後、スムーズにご自宅へ帰れたり、他の医療機関へ転院できることが重要になってきます。地域の中核病院として、幅広い年齢層の患者さんを受け入れると共に、地域の医療機関との連携を深めて参ります。

2)診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

■血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 79 19.03 16.48 0.00 57.59
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 18 17.33 17.04 0.00 58.78
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり - - 40.97 - -
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり - - 24.70 - -
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし - - 21.28 - -
【診療科からのコメント】
当科での入院症例は、悪性リンパ腫のがん化学療法が最も多くなっています。主な治療の内訳は、初発B細胞性非ホジキンリンパ腫に対するR-CHOP治療が多くを占めています。次に、T細胞性リンパ腫の対するCHOP療法となっています。悪性リンパ腫の次に、急性白血病の化学療法となっています。当科の特徴として、高齢化の影響と伴に多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群の症例も増えてきています。
■循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 197 3.53 3.03 0.51 70.31
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 162 4.77 4.62 0.00 70.22
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 136 5.42 5.30 0.00 65.83
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 92 11.24 12.72 1.09 69.28
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 87 17.39 17.71 5.75 78.26
【診療科からのコメント】
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)とは、心臓の筋肉に血液・酸素を送る血管(冠動脈)が、コレステロールがたまることなどにより狭くなり、心筋の酸素不足を来す状態です。胸の痛み・締め付ける感じ・苦しさなどを感じます。症状が15分以上続く場合は、心臓の筋肉の壊死(心筋梗塞)を起こし始めている可能性があるため、緊急の治療が必要です。また安定した狭心症の状態においても、その病状に合わせた治療(内服、カテーテル治療、バイパス手術)の選択が必要です。当院では、運動負荷試験、負荷心筋シンチグラム、冠動脈CT、血管内超音波、冠血流予備量比(FFR)などを用いることにより、それぞれの患者さんに最適な治療方法を提供できるよう心掛けています。
病的な原因により脈が遅くなる(徐脈)あるいは脈が速くなる(頻脈)病気を不整脈と言います。ふらつき、動悸などを来します。当院では心房細動などの頻脈性不整脈に対し、カテーテルアブレーション治療を行うことにより治療効果をあげています。
■糖尿病・内分泌・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 46 16.54 15.87 2.17 65.33
100070xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり85歳未満 40 12.73 11.90 0.00 63.88
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし85歳未満 29 14.00 11.16 0.00 61.93
100071xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等21あり 副傷病あり85歳未満 28 17.39 15.63 3.57 61.86
100180xx99000x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 26 9.85 5.76 0.00 57.73
【診療科からのコメント】
糖尿病を中心に肥満、脂質異常症などの代謝疾患と甲状腺疾患、副腎疾患などの内分泌疾患を専門とし、午前・午後各2診体制で外来診療を行っており、2018年3月末の次回外来予約ベースの定期受診患者数は2,800名でした。
糖尿病の診療では、薬物療法のみならず食事療法や運動療法がさらに重要です。そこで、糖尿病患者の教育や指導、支援のため、看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士と当科医師が糖尿病療養指導チームをつくり、「教育入院システム」をD4病棟で展開しています。10日〜14日の入院期間中に、インスリン分泌能とインスリン抵抗性レベルの把握、腎症・神経障害、虚血性心疾患を中心にした合併症の検索、そして食事療法と運動療法の実践を通して糖尿病治療の知識や技術の習得を目指しています。
また内分泌疾患については、副腎疾患を中心に各種負荷試験による精密検査を入院にて行っております。
■消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 77 10.00 10.61 3.90 73.13
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 64 9.27 11.44 0.00 77.69
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 55 9.93 8.73 0.00 75.58
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 23 6.83 7.87 4.35 64.22
060100xx03xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 22 8.91 7.21 0.00 72.59
【診療科からのコメント】
消化器疾患は、大きく、消化管・肝臓・胆膵疾患の3領域に分けられます。当科では、いずれの領域の疾患の患者さんに関しても、専門医の資格を持ち、専門的な知識・技術を有する医師を中心として診療にあたっています。当科における集計結果上位の疾患が、<胆管結石・胆管炎、肝・肝内胆管の悪性腫瘍、胃の悪性腫瘍>であることは、それを反映していると考えます。当科では、消化管疾患に関しては、胃がんや早期大腸癌に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)および内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行なっています。また、肝疾患に関しては、ウイルス肝炎や肝がんをはじめとしたさまざまな肝疾患に対する診療を行なっています。さらに、胆・膵疾患に対しては、高度な技術を要する胆膵内視鏡を用いた検査・処置を行なっています。
■腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx99010x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 54 15.17 14.55 3.70 68.02
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 34 4.79 7.35 0.00 44.09
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 33 15.21 12.23 15.15 61.55
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 24 20.75 22.12 4.17 48.83
110280xx02x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等21あり 20 41.25 36.38 20.00 66.45
【診療科からのコメント】
日本の慢性腎臓病(CKD)患者数は人口の高齢化に伴って増加し、現在約1330万人すなわち成人の約8人に1人がCKD患者と推測されています。CKDは末期腎不全の予備軍であるため、CKDの増加に伴って末期腎不全患者数は年々増加しています。当科のDPC病名として最も多いのが慢性腎不全であることもこのデータに一致するところです。当科では、CKD患者さんを末期腎不全になる前の早期の段階で正確に診断し早期に治療を開始する目的で、腎生検を含めた精査入院を進め、治療可能な患者さんには積極的な治療を実施しています。また末期腎不全の患者さんに対しては、3種類の腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)を良く説明し全ての治療法に対応すべく腎臓外科との緊密な連携・協力体制を確立しています。またかかりつけ医として透析アクセスの維持や急変時の管理などに積極的に関与し、患者さんの利便性を高めるようにしています。
■脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 25 17.60 16.38 16.00 70.96
010080xx99x00x 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 18 14.72 9.99 5.56 42.83
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 25.87 19.10 60.00 65.87
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 10 16.9 16.51 10.00 71.10
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 18.66 - -
【診療科からのコメント】
当科では脳卒中、そしてパーキンソン病を中心とした神経変性疾患の診療に重点を置いて、積極的な受け入れを行っております。また免疫介在性ニュ-ロパチーの治療も行っております。
■高齢診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 56 18.29 16.48 0.00 80.00
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり 25 18.48 10.60 0.00 80.56
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 17 22.00 24.70 0.00 81.47
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 15 23.13 21.28 0.00 82.60
130030xx99x50x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし - - 13.89 - -
【診療科からのコメント】
当科での入院症例は、悪性リンパ腫のがん化学療法が最も多くなっています。主な治療の内訳は、初発B細胞性非ホジキンリンパ腫に対して、R-CHOP療法の変法であるR-THP-COP療法による治療が多くを占め、その他は低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫に対するトレアキシン療法を行っています。また、骨髄異形成症候群(MDS )に対するビダーザ療法、多発性骨髄腫に対するベルケード療法も行っています。
■呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 132 8.52 11.99 0.76 71.15
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 102 11.57 12.35 0.00 69.93
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 62 9.48 18.99 0.00 65.84
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 49 6.06 3.59 2.04 80.08
040040xx9909xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり 48 5.83 10.56 0.00 69.92
【診療科からのコメント】
当科では肺癌を中心とした胸部悪性疾患の診断から治療を行っています。肺癌の場合は「肺癌診療のガイドライン」に準拠した診療を行っています。手術適応のある患者さんには状態に応じ、術式を適切に選択し、胸腔鏡下手術を主体として行っています。残念ながら手術適応のない肺癌患者さんには、年齢・組織型・進行度・全身状態・生活環境などを考慮し、コメディカルとともに早期より緩和医療を導入すると共に、年齢・組織型・進行度・全身状態・生活環境などを考慮し、最新かつ最善の治療を提供するようにしています。肺癌は診断時より上皮成長因子受容体・EML4-ALK融合遺伝子・PD-L1抗体・ROS-1遺伝子などの遺伝子異常を検査し、適切な最新の抗がん剤治療、放射線治療、免疫チェックポイント阻害剤などの治療を行っています。必要な場合には臨床腫瘍科・放射線科・その他関係各科と密接に連携を取り、副作用を最小限にしつつ治療を行っています。
■心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 5.89 5.68 0.00 73.29
050163xx03x10x 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等21あり 副傷病なし 34 12.94 16.80 0.00 77.56
050080xx01010x 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 副傷病なし 24 29.46 23.93 0.00 71.75
050161xx9900xx 解離性大動脈瘤 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 19 19.26 17.95 10.53 70.79
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 18 17.39 16.50 11.11 70.89
【診療科からのコメント】
当科で扱うのは、手術治療を要する心臓疾患・血管疾患で、そのすべての分野に対して治療を行える体制としています。大動脈解離に対しては保存的な治療も併せて行っています。循環器内科との定期的なカンファレンスを通じて患者さんに最適な治療方針を選択し、良好な成績を達成するべく務めています。扱う疾患の数としては、末梢血管疾患、大血管疾患、心臓疾患の順になっていますが、どの分野に関しても重症患者が中心であり、心臓血管外科専門医の資格を有する複数の外科医が治療にあたっています。
■消化器外科・移植外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 16.76 15.61 1.72 72.24
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 52 11.58 9.69 0.00 67.35
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 42 16.21 17.27 2.38 70.64
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 35 4.71 4.47 0.00 73.34
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 副傷病なし 33 7.58 4.81 3.03 67.91
【診療科からのコメント】
消化器外科・移植外科では、食道から直腸までの消化管、肝臓・胆道・膵臓の癌を始めとする消化器疾患全般の治療を行なっています。手術治療のみならず、放射線治療、化学療法も当科主導で行なっており、 地域のがん診療連携拠点病院である東京医科大学八王子医療センターのがん治療の中核となっている診療科です。特に昨今は、結腸癌・直腸癌の患者さんが急増しており、それらの患者さんの腹腔鏡下手術・抗癌剤治療を含めた集学的治療を実施しています。また、食道癌、胃癌の手術・抗癌剤治療の患者さんも多く診療しており、鏡視下手術を積極的に導入しています。統計には現れませんが、肝臓癌の治療に関しては、手術、TACE、RFAなどの治療以外に肝臓移植も行なっている多摩地区では唯一の施設です。
■腎臓外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 4.20 8.50 0.00 69.83
180040xx01x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント又は外シャント設置術等 手術・処置等2なし 39 11.79 12.41 7.69 68.03
180040xx02x0xx 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2なし 19 6.74 3.35 10.53 69.84
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 17 6.82 12.34 0.00 53.94
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 6.20 12.23 0.00 65.30
【診療科からのコメント】
当科では、慢性腎不全等の腎障害がある方に対する外科手術を行っています。具体的にはバスキュラ-アクセスとそのトラブル症例、腹膜透析カテーテル、2次性副甲状腺機能亢進症、生体および献腎移植、膵腎移植等の手術を施行しています。また移植後の入院では尿路感染をはじめとした感染症が多く、拒絶反応も診察します。
■脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 31 16.10 16.38 19.35 74.71
010230xx99x20x てんかん 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 22 10.91 14.54 0.00 36.82
010040x099x00x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 21.33 19.1 23.81 61.76
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 10.27 11.75 13.33 78.33
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 15 10.40 6.32 0.00 42.87
【診療科からのコメント】
脳神経外科では、脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍(良性腫瘍、グリオーマ、転移性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍)、脊椎・脊髄疾患(変性疾患、外傷、脊髄腫瘍、脊髄血管障害)、てんかんの診断と薬物治療および外科治療、水頭症、頭部外傷の治療などを中心に治療にあたっています。外科手術のみならず、放射線治療や化学療法を組み合わせた治療を行っています。特にてんかんについては、てんかん協議会認定のてんかんセンターとして活動しています。
■整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 48 30.69 27.09 60.42 76.06
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 46 24.50 23.14 8.70 70.11
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 29 12.41 11.41 0.00 26.79
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 20 25.70 25.09 5.00 76.65
070343xx99x1xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 手術なし 手術・処置等21あり 20 7.00 2.93 0.00 73.70
【診療科からのコメント】
当科は、脊椎、上肢 股関節、膝関節、足関節、足の外科など幅広い専門性を有し、変性疾患、外傷、スポーツ障害など地域内外からの紹介も多数いただいています。交通外傷、労災外傷や近年増加する高齢者の外傷や、変性疾患の受け入れを、地域の基幹病院として常日頃努力しております。また個々の症例に応じて病診、病病連携を通じて術後リハビリの役割分担を図りながら、ADL(日常生活動作)の獲得、QOL(生活の質)の向上を目指しております。
■形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 20 8.20 5.80 0.00 55.45
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 20 7.50 5.60 0.00 33.80
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 12 3.67 4.86 0.00 57.17
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 12 12.67 8.50 0.00 72.58
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 12 6.33 6.45 0.00 56.58
【診療科からのコメント】
当科では、顔面や四肢・体幹表面の腫瘍性病変と外傷の治療を行っています。機能と整容のバランスに配慮し、患者様満足度の高い治療を心がけています。
■小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 130 1.05 2.54 0.00 5.46
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 55 5.22 5.94 1.82 0.71
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 5.19 6.32 1.85 3.48
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 手術・処置等2なし 42 3.93 3.91 0.00 2.48
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 4.77 5.70 2.56 2.95
【診療科からのコメント】
総合診療としての一般小児科外来から、感染症、アレルギー、てんかん、神経疾患を中心に診療しています。特に食物アレルギーの負荷試験には力をいれています。また積極的に地域連携を進めており、近隣の小児科より紹介をうけております。加えて本院・小児総合医療センターから免疫・膠原病、循環器、腎疾患、内分泌疾患の専門外来による専門的な診療を行っております。入院は新生児も合わせて26床の入院管理が可能です。気管支炎から肺炎などの呼吸器感染症や胃腸炎などの消化器感染症、気管支喘息の入院外来管理や食物アレルギーの食物負荷試験、長時間ビデオ同時脳波検査、内分泌負荷試験を行っています。2名の心理士(非常勤)により発達・心因評価、知能検査などを行っています。受診前に小児科医の診察が必要です。八王子市の小児医療の輪番制度に従い偶数日には24時間体制の救急外来を行っています。
■産科・婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 96 4.17 4.98 0.00 64.44
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 63 4.11 4.75 0.00 57.92
120260xx01xxxx 分娩の異常 子宮破裂手術等 62 9.27 9.67 0.00 34.16
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 55 4.25 5.02 0.00 67.38
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 38 7.71 6.37 0.00 41.03
【診療科からのコメント】
婦人科では手術の必要な卵巣嚢腫や子宮筋腫などの良性腫瘍や、子宮頸癌・子宮体癌・卵巣癌など悪性腫瘍の治療(手術・化学療法)を数多く行っております。良性腫瘍は術後のQOLを考慮し積極的に内視鏡治療を行っています。産科では合併症妊娠(High risk Pregnancy)の管理、治療を主体とし、妊婦と胎児の健康管理を総合的に行う周産期医学を目指しております。
■眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
020210xx01x0xx 網膜血管閉塞症 増殖性硝子体網膜症手術 手術・処置等2なし 175 10.61 11.31 0.57 63.34
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 162 7.80 7.31 0.00 70.75
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 66 9.92 10.21 0.00 57.53
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2なし片眼 58 7.83 7.96 0.00 60.90
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 49 5.37 6.63 2.04 73.43
【診療科からのコメント】
当科では主に網膜硝子体疾患を対象にしているため、硝子体手術を数多く行っております。特に糖尿病網膜症については、増殖硝子体網膜症を合併する重症例が多く、また全身状態も不良な方を対象にすることが多いため、平均在院日数が長くなっています。黄斑円孔や黄斑前線維症といった比較的軽症例については、術後早期に退院が可能になっています。網膜剥離については、若年者を除き、そのほとんどを硝子体手術で復位させておりますが、術後のうつむき姿勢は手術当日の夜のみにしており、従来に比較して患者さんの負担は軽いものとなっています。また40才以下の硝子体手術については、原則水晶体に対する手術は行いませんので、眼内レンズのような術後の見え方の違いは少なく済むようにしています。
■耳鼻咽喉科・頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 84 7.92 7.23 0.00 56.26
030428xxxxxxxx 突発性難聴 58 6.78 9.18 0.00 59.91
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 55 7.58 8.01 0.00 25.13
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 43 5.84 5.15 0.00 65.30
030240xx01xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 36 6.47 7.22 0.00 42.67
【診療科からのコメント】
当科では、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術を最も多く行っており、入院期間は1週間です。緊急疾患として、突発性難聴、めまい、顔面神経麻痺に対しては、入院加療を行っています。突発性難聴、顔面神経麻痺にはステロイド治療を行っています。突発性難聴では、高気圧酸素治療を併用し入院期間は約1週間です。急性扁桃炎、急性咽喉頭炎、扁桃周囲膿瘍の重症例も入院加療しており、約1週間入院し、抗菌薬の点滴加療を行っています。
■皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 73 9.88 11.73 0.00 60.21
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 66 8.95 8.95 0.00 64.38
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 61 5.80 8.50 0.00 77.59
080140xxxxx2xx 炎症性角化症 手術・処置等22あり 22 1.18 2.90 0.00 55.50
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 手術・処置等1なし 16 10.88 10.89 6.25 48.06
【診療科からのコメント】
1位の急性膿皮症は,具体的には丹毒や蜂窩織炎ですが,最重症の壊死性筋膜炎やガス壊疽を疾患スペクトラムとしては含んでおり,中には見極めの難しい症例も少なくありません。そのような重症例を対象として,入院の上きめ細かい全身管理と抗菌薬の点滴投与を行っております。2位の帯状疱疹は,高齢者に多い疾患で,皮膚科では一般に多くの患者さんが受診されます。当科では外来では治療が不十分な重症例が紹介されてくることが多く,そのような患者さんを対象に入院の上連日点滴治療を行っています。3位の対象疾患には,悪性黒色腫,有棘細胞癌,基底細胞癌,乳房外パジェット病が含まれます。悪性腫瘍は広範囲の切除を要するため,入院の上周術期管理が必要があり,患者数が多くなっております。4位の炎症性角化症は,具体的には,尋常性乾癬,関節症性乾癬であり,外用療法,シクロスポリンなどの全身療法で治療不十分な患者さんを対象に,入院の上インフリキシマブの点滴加療を行っているため,患者数が多くなっております。5位の薬疹,中毒疹は,中毒性表皮壊死症,Stevens-Jonson症候群,薬剤性過敏症症候群,急性汎発性発疹性膿疱症などの重症薬疹,あるいはそれと鑑別困難なウイルスなどの感染症による発疹の患者さんです。重症薬疹ではステロイドの全身投与を行いますが,発熱や臓器障害を伴うことも多く,きめ細かい全身管理,感染症対策も併せて行っております。
■泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 88 8.59 7.31 1.14 73.76
110200xx04xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的レーザー前立腺切除術 31 6.19 7.64 0.00 69.45
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 30 8.33 5.75 0.00 63.13
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 23 14.70 12.30 4.35 68.17
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 17 10.41 12.34 0.00 60.35
【診療科からのコメント】
一般に泌尿器科悪性腫瘍手術で多いのは、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術(TURBT)で、当院も例外ではありません。特に当院では膀胱腫瘍の病理診断をより正確に行えるよう、腫瘍一塊切除術を積極的に行っております。また、当院は地域の基幹病院として、前立腺肥大症による排尿障害を有する患者さんを多く扱っており、低侵襲のレーザー手術(HoLEP)の件数が多くなっております。さらに、尿路結石症患者も多数紹介されており、侵襲の少ない体外衝撃波結石破砕術や、尿管鏡を用いた経尿道的尿路砕石術(TUL)を多く行っております。 副腎や腎腫瘍腎盂尿管腫瘍に対しては術後疼痛の少ない腹腔鏡手術を行っております。
■救命救急センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 副傷病なし 66 2.94 3.58 15.15 41.61
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 64 9.98 20.83 51.56 77.81
040081xx99x10x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2あり 副傷病なし 27 17.17 29.31 48.15 67.48
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし 24 12.17 23.10 0.00 49.29
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 23 2.38 4.01 43.48 79.00
【診療科からのコメント】
急性薬物中毒の患者さんは、精神神経科的な背景も多くあり、精神神経科病院との連携が欠かせません。
誤嚥性肺炎は、病状回復後も自立した生活が困難な場合が多く、近隣の医療機関等との連携をより充実させてゆく必要があります。
播種性血管内凝固症候群は、高度侵襲疾患における多臓器不全の部分症です。病状回復後に自立した生活が困難な場合が多いため、近隣医療機関等との連携が重要です。
■呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 54 15.70 19.65 1.85 75.09
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 18.15 13.83 7.69 75.31
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 10 2.70 3.59 0.00 76.40
040130xx99x0xx 呼吸不全(その他) 手術なし 手術・処置等2なし 10 11.60 10.84 10.00 80.40
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 20.83 - -
【診療科からのコメント】
間質性肺炎については、特発性間質性肺炎以外に膠原病関連、薬剤性(抗がん剤・生物学的製剤など)間質肺炎が増加しています。特発性間質性肺炎は抗線維化製剤、他の間質性肺炎はステロイド剤・免疫抑制剤による薬物療法を施行しています。
慢性閉塞性肺疾患については、慢性閉塞性肺疾患の増悪による緊急入院以外に、包括的呼吸リハビリテーション施行目的の入院患者さんが増加しています。介護する家族がいない場合や、身体活動性が著明に低下した高齢のCOPD患者さんは、長期療養型病院へ転院する機会が増加しています。
肺悪性疾患については、原則的に当院では呼吸器外科が診療していますが、慢性閉塞性肺疾患などに合併した進行性肺癌の患者さん、癌性胸膜炎の患者さんを加療しています。
呼吸不全については、陳旧性肺結核や胸郭変形などによる高齢患者さんが呼吸不全増悪で入院となり、非侵襲的人工呼吸管理などを施行して加療しております。
誤嚥性肺炎については、消化器系疾患術後や認知症などの基礎を疾患を有する高齢患者さんの誤嚥性肺炎が増加しています。抗生剤や排痰など理学療法により改善しますが、基礎疾患の存在と加齢によって再発する患者さんが多いです。食事の経口摂取が困難な患者さんは、長期療養型病院へ転院する機会が増加しています。
■乳腺科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 61 3.75 4.49 0.00 58.92
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)等 手術・処置等2なし 38 9.87 10.15 0.00 65.95
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 33 11.24 11.45 0.00 63.70
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 32 6.09 6.37 0.00 58.44
090010xx99x6xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 20 3.25 4.42 0.00 55.40
【診療科からのコメント】
当院は合併症を有し、高齢かつ進行症例が多いため、全国平均に比べ乳房切除術や腋窩郭清症例が多い傾向にあります。しかし、入院期間の延長につながるような術後の合併症は少なく、在院日数は短くなっております。また、退院後も地域連携パスを用いて、近隣の施設との連携を図り、患者さんを診察しています。
■リウマチ性疾患治療センター
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 11 17.64 17.16 0.00 75.55
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2なし - - 13.72 - -
070470xx99x2xx 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等22あり - - 23.43 - -
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 - - 15.12 - -
0400800399x01x 肺炎等(市中肺炎以外かつ65歳以上75歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり - - 20.48 - -
【診療科からのコメント】
リウマチ性疾患の診断や治療は、外来診療が中心ですが、通院患者さんの高齢化に伴い、短期間入院して治療を開始する患者さんが増えています。抗リウマチ薬や副腎皮質ホルモンなど、免疫を抑制する薬を服用している患者さんが多いことから、肺炎や尿路感染症を合併して入院治療を必要とする場合もあります。短期間の入院であっても、臥床による筋力低下や不安、不眠を合併するリスクがあり、入院中も「なるべく歩く」「寝たきりにならない」工夫をしています。
■臨床腫瘍科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢
03001xxx99x4xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 12 10.42 13.33 0.00 71.92
060020xx99x5xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり - - 8.29 - -
060035xx99x70x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 副傷病なし - - 4.88 - -
100020xx99x4xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり - - 18.46 - -
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし - - 11.99 - -
【診療科からのコメント】
耳鼻咽喉科・頭頸部外科をはじめ、消化器内科、消化器外科、呼吸器外科との密接な連携により、上記疾患に対する診療が比較的多いが、臓器横断的な診療科であるため、その他の臓器における腫瘍性疾患や原発不明癌、軟部肉腫等の希少疾患に至るまで幅広く診療しております。

3)初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 ファイルをダウンロード

5大癌 StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明 再発 病期分類基準 版数
胃癌 89 21 31 67 44 82 1 7
大腸癌 50 57 50 71 44 194 1 7
乳癌 67 72 29 6 22 84 1 7
肺癌 83 23 152 139 42 168 1 7
肝癌 - 17 - - - 101 1 7
【病院からのコメント】
ここでいう5大癌とは、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌のことです。集計期間中に入院された5大癌の患者さんについて、初発の場合にはUICC(※1)によるTNM(※2)から示される病気分類別に患者数を集計し、再発の場合には、その患者数を集計しています。
当院は、地域がん診療連携拠点病院として、5大癌をはじめ他のがん腫にも、手術、化学療法、放射線治療など、集学的な治療を行っております。

※1:UICCとは
UICCとは、Union for International Cancer Controlの頭文字を取ったもので、1993年にジュネーブで設立された、国際的広がりを持つ民間の対がん組織連合のこと。
(出典:UICC(国際対がん連合)日本委員会 https://www.jfcr.or.jp/UICC/uicc/index.html

※2:TNM
TNM分類とは、がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際対がん連合(UICC)が採用しているがんの分類方法のこと。
(出典:国立がん研究センター がん情報サービス https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/UICC_TNM_bunrui.html

4)成人市中肺炎の重症度別患者数 ファイルをダウンロード

重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - 9.00 67.00
中等症 74 12.73 72.97
重症 26 13.54 82.92
超重症 14 14.64 83.71
不明 - 0.00 0.00
【病院からのコメント】
肺炎の重症度を表す指標に、「A-DROPスコア」というものがあります。これは、以下の5項目のうち入院時の状態に該当する項目の合計数をスコアとし、肺炎の重症度を表します。

1)Age:男性70歳以上、女性75歳以上
2)Dehydration:BUN 21mg/mL以上、または脱水あり
3)Respiration:SpO2 90%以下
4)Orientation:意識障害あり
5)Pressure:血圧(収縮期)90mmHg以下

軽症:重症度が一つも該当しない場合。
中等症:重症度が1~2項目該当の場合。
重症:重症度が3項目該当の場合。
超重症:重症度が4~5項目該当の場合。
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。

前年度に比べると、重症及び超重症の方の平均年齢が下がっています(重症:1.15歳減、超重症:3.09歳減)。しかし、重症度が高くなるほど平均年齢が高くなる傾向は前年度と変わりありません。今年度は軽症以外の患者数が増えており、高齢者の肺炎が増加していることが分かります。厚生労働省の平成29年人口動態統計概況(出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai17/index.html)によると、肺炎は日本人の死因の第5位となっております。平成28年は第3位でしたので、若干改善は見られるものの、上位であることに変わりありません。そのため、予防や軽症のうちの対応が重要になってきます。

5)脳梗塞のICD10別患者数等 ファイルをダウンロード

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
I63$ 脳梗塞 3日以内 202 21.43 75.13 31.06
その他 33 17.33 69.24 4.26
【病院からのコメント】
脳梗塞の患者さんの約8割が、脳梗塞発症後 3日以内に入院されております。前年度と同様、約3割の患者さんがリハビリ等を目的に、他の医療機関へと転院されています。今後も積極的に地域の医療機関と連携し、一日でも早く患者さんが在宅復帰できるよう努めて参ります。

6)診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで) ファイルをダウンロード

■循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 144 3.08 2.79 0.69 70.90
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 117 1.18 4.13 0.00 66.25
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 76 0.03 16.28 5.26 68.50
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 54 0.09 8.28 0.00 73.02
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 49 4.16 8.71 2.04 79.43
【診療科からのコメント】
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)では、胸の痛み・締め付ける感じ・苦しさなどを感じます。症状が15分以上続く場合は、心臓の筋肉の壊死(心筋梗塞)を起こし始めている可能性があるため、緊急のカテーテル検査・治療(ステント留置術)が必要です。また安定した狭心症の状態においても、その病状に合わせた治療(内服、カテーテル治療、バイパス手術)の選択が必要です。当院では、カテーテル治療の際に血管内超音波、冠血流予備量比(FFR)などを用いることにより、それぞれの患者さんに最適な治療を提供できるよう心掛けています。
病的な原因により脈が遅くなる(徐脈)あるいは脈が速くなる(頻脈)病気を不整脈と言います。当院では心房細動などの頻脈性不整脈に対し、カテーテルアブレーション治療を行うことにより治療効果をあげています。
■消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 112 1.31 1.10 0.00 69.00
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 61 5.20 7.59 4.92 71.43
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 60 1.88 6.82 0.00 77.53
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 54 1.52 7.46 0.00 75.33
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 49 1.16 6.80 0.00 74.29
【診療科からのコメント】
消化器内科では消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)、肝臓、膵臓、胆管、胆嚢を対象に、患者さまのQOLを考慮した低侵襲治療(内視鏡治療・超音波治療など)を行っています。
消化管領域では食道、胃、十二指腸、大腸のポリープや早期のがんに対して内視鏡的に病変を切除することが出来ます。治療法として、粘膜切除術(EMR)や内視鏡下粘膜下層剥離術(ESD)があります。粘膜切除術は、粘膜の下に薬液を注入し、病変を持ち上げ、スネアをかけて切り取る方法で、茎のない平坦な形のポリープに用いられます。内視鏡下粘膜下層剥離術は、病変の下に生理食塩水を注射し、病変の下の層である粘膜下層を浮かせます。その後粘膜下層を電気メスで剥離を行い、安全に開腹をせずに内視鏡で早期の癌を切除することができます。これらは、病変の形や大きさに応じて使い分けられます。
肝臓領域では肝臓がんに対してラジオ波焼灼療法やカテーテル治療を行っています。ラジオ波焼灼療法は腫瘍のなかに針を通し電流を流すことでがん細胞を死滅させる方法です。カテーテル治療は足の付け根からカテーテルという細い管を入れ、がん細胞に栄養をおくる肝動脈を遮断することでがん細胞に栄養源がいかないようにする治療です。また、肝臓疾患に併発することが多い食道・胃静脈瘤などの門脈圧亢進症に対しても内視鏡治療やカテーテル治療をすることができます。
胆膵領域では胆管がんや膵臓がんのため胆管が狭窄し胆汁がうっ滞することで起こる閉塞性黄疸に対し内視鏡的胆管ステント留置術を行っています。胆管内にステントを入れることで黄疸が改善し、胆汁うっ滞による炎症も改善します。その際に、内視鏡的に十二指腸乳頭部を切開し、開口部を広げてステントを挿入します。この手技は総胆管結石を切石する際にも行われます。また、一般的な方法で胆管ステント留置術が行えない患者さまに対しても最新の超音波内視鏡を用いて黄疸の改善を行うことができます。
■腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 37 20.08 17.70 5.41 65.70
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 13 2.23 6.23 0.00 51.54
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 11 14.91 10.36 0.00 71.00
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - 21.00 - -
K607-3 上腕動脈表在化法 - - 22.80 - -
【診療科からのコメント】
当科は血液浄化療法室も担当しており、末期腎不全の患者さんに対しては、3種類の腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)を良く説明し全ての治療法に対応すべく腎臓外科との緊密な連携・協力体制を確立しています。血液浄化療法室では、腹水濾過濃縮再静注法ほか種々の血液浄化療法に対応しており、また腎臓外科医と連携して、透析アクセスの作成・維持などに積極的に関与し、患者さんの利便性を高めるようにしています。
■呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 67 3.61 8.01 0.00 70.45
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 47 4.79 4.38 0.00 32.17
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 28 3.11 5.25 0.00 71.07
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 6 3.00 6.33 0.00 64.33
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 5 3.00 5.60 0.00 69.60
【診療科からのコメント】
肺癌で手術適応のある患者さんには年齢・全身状態・腫瘍部位・進行度に応じ、最適な術式を選択し、胸腔鏡下手術を主体として行っています。近隣に大学などの学校が多く、気胸の症例も多いため、手術適応がある場合にはほぼ全例で胸腔鏡下手術を行っています。他科より依頼された転移性肺腫瘍に対しても迅速に対応し、手術適応を十分に検討の上、胸腔鏡下肺部分切除を行っています。また、多摩地区は喫煙率が高く、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎に合併する肺癌も多く、標準的な肺葉切除を行えない場合も増えてきています。さらには悪性胸膜中皮腫も手術以外に診断に十分な組織検体を採取出来ない場合があります。このため肺癌であっても肺癌の遺伝子異常を検査するためや、悪性胸膜中皮腫の診断目的に部分切除や試験切除を行う例が増加傾向です。
■心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 41 3.17 3.59 0.00 72.05
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術(2吻合以上) 28 6.96 26.79 7.14 69.96
K5612 ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 26 4.15 8.46 0.00 78.54
K5551 弁置換術(1弁) 21 7.57 25.38 0.00 73.76
K5607 大動脈瘤切除術(腹部大動脈(その他のもの)) 16 5.25 17.69 6.25 68.31
【診療科からのコメント】
現在の体制は、心臓手術、大血管手術、末梢血管手術のすべてに対応できます。特に、最近進歩の著しい低侵襲手術としての血管内治療に対しては、大動脈瘤のステントグラフト内挿術、動脈閉塞に対する血管拡張術、静脈瘤のレーザー焼灼術を多くの患者さんに行い、安全で確実な手術の実現に努めています。また、それぞれの治療に対して良好な成績を得るため、心臓血管外科専門医、ステントグラフト実施医・指導医、下肢静脈瘤血管内焼灼術実施医・指導医、などの専門的な資格を有する医師が治療にあたっています。
■消化器外科・移植外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 61 1.51 3.97 0.00 62.20
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 56 1.73 9.46 0.00 69.02
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 56 5.52 12.27 1.79 71.14
K6335 鼠径ヘルニア手術 55 2.16 3.85 0.00 72.22
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 26 7.50 19.73 7.69 74.69
【診療科からのコメント】
消化器外科・移植外科では、食道から直腸までの消化管、肝臓・胆道・膵臓の癌を始めとする消化器疾患全般の治療を行なっています。手術治療では、結腸癌・直腸癌の患者さんが急増しており、それらの患者さんの手術を多く手がけるとともに、内視鏡外科学会技術認定医を2名擁し、腹腔鏡下胆嚢摘出術を始め、胃癌、食道癌、結腸・直腸癌、肝臓癌、鼠径ヘルニアなどの腹腔鏡下手術も多く施行しています。また、抗癌剤治療や在宅点滴療法のためのポート造設も数多く手がけています。
■腎臓外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K610-3 内シャント又は外シャント設置術 83 2.24 3.00 4.82 69.05
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 33 1.82 3.24 9.09 75.73
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 29 7.66 10.97 24.14 64.83
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - 3.75 - -
K608-3 内シャント血栓除去術 - - 2.71 - -
【診療科からのコメント】
当科では、慢性腎不全等の腎障害がある方に対する外科手術を行っています。具体的にはバスキュラ-アクセスとそのトラブル症例、腹膜透析カテーテル、2次性副甲状腺機能亢進症、生体および献腎移植、膵腎移植等の手術を施行しています。
■脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 0.81 9.31 23.08 77.35
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 24 6.33 29.08 12.50 58.58
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 16 4.44 46.13 56.25 65.50
K1421 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(前方椎体固定) - - 27.13 - -
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) - - 38.50 - -
【診療科からのコメント】
脳神経外科では、脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍(良性腫瘍、グリオーマ、転移性脳腫瘍、頭蓋底腫瘍)、脊椎・脊髄疾患(変性疾患、外傷、脊髄腫瘍、脊髄血管障害)、てんかんの診断と薬物治療および外科治療、水頭症、頭部外傷の治療などを中心に治療にあたっています。外科手術のみならず、放射線治療や化学療法を組み合わせた治療を行っています。特にてんかんについては、てんかん協議会認定のてんかんセンターとして活動しています。
■整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 64 4.70 18.77 7.81 71.66
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 55 5.24 21.42 41.82 66.89
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 40 4.88 14.60 7.50 57.20
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 29 6.76 19.03 17.24 70.90
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 18 3.17 10.78 5.56 39.50
【診療科からのコメント】
人工関節置換術は64件あり、入院後術前からリハビリ指導など行うため平均術前日数4.7日であった。3次救急でもあり外傷が多く、多発外傷にてすぐに手術できない例や、大学病院でもあるため他の内科疾患など合併症のあり、リスクの高い例が集まります。脊椎疾患は入院後、手術前に脊椎造影検査する例も多いです。スポーツ専門医も就任しており、膝の前十字靱帯再建術が18件と増えてきました。
■形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 19 1.68 5.74 0.00 57.32
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 10 0.70 6.20 0.00 74.50
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - 4.00 - -
K427 頬骨骨折観血的整復術 - - 5.78 - -
K227 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む) - - 9.43 - -
【診療科からのコメント】
顔面や上下肢など、体表面の腫瘍性病変や外傷を幅広く治療しております。容姿にかかわる部分が多いため、傷跡に十分配慮した手術法を選択しています。
■産科・婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 56 5.29 7.18 0.00 34.43
K867 子宮頸部(腟部)切除術 43 1.02 1.16 0.00 37.02
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 42 4.00 8.43 0.00 34.07
K877 子宮全摘術 40 1.30 7.73 0.00 50.05
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 38 1.39 5.34 0.00 39.53
【診療科からのコメント】
合併症を伴う妊娠が多いため、分娩数の約1/3が帝王切開術となっております。八王子市の子宮がんの二次検診を行っているためその結果、子宮頚部円錐切除術が必要となる症例も多数見られます。婦人科の良性腫瘍は術後のQOLを考慮し積極的に内視鏡治療を行っています。
■眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 795 0.96 1.47 0.25 74.23
K281 増殖性硝子体網膜症手術 256 1.38 7.85 0.39 61.24
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 248 1.02 5.94 0.00 69.79
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 49 0.94 3.59 2.04 72.67
K2683 緑内障手術(濾過手術) 17 1.00 7.18 0.00 67.12
【診療科からのコメント】
当科においては手術件数のトップを誇るのは白内障手術であり、手術時間は総じて10分以内、術翌日または翌々日に退院することが可能です。ただし、水晶体亜脱臼や虹彩緊張低下症、過熟白内障といった難症例も多く、状況に応じて硝子体手術を併用することもあります。白内障手術は翌日から見えるだけでなく、術後の外見にまで考慮して、結膜出血を起こさないような努力をしています。硝子体手術は600例程度ですが、増殖硝子体網膜症や重症増殖糖尿病網膜症といった難症例が多いのが特徴です。最先端の小切開アプローチで行っているため、縫合をすることは殆どなく、術後に異物感を感じることは少ないと思います。
■耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 66 1.11 6.00 0.00 25.74
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 46 1.67 5.20 0.00 56.93
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 44 2.14 5.09 0.00 56.00
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 33 0.15 4.70 0.00 43.30
K319 鼓室形成手術 23 1.04 4.78 0.00 32.22
【診療科からのコメント】
当科では耳鼻咽喉科領域手術を広範囲に行っています。耳疾患では、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎伝音難聴症例に対して鼓室形成術を行っています。入院期間は1週間弱となっています。鼻・副鼻腔疾患では鼻茸、慢性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症には内視鏡を用いた手術を積極的に行ってます。重症症例にはナビゲーションシステムを用いた手術を行っています。入院期間は約1週間です。咽喉頭領域では炎症を反復している扁桃炎症例には口蓋扁桃摘出術、扁桃周囲膿瘍症例に切開排膿術を行っています。頭頸部領域では、甲状腺腫瘍摘出術、耳下腺腫瘍摘出術、顎下腺腫瘍摘出術、咽頭喉頭摘出、皮弁による再建手術を行っています。
■皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 64 0.55 4.66 0.00 77.34
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - 1.50 - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - 2.00 - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - 1.75 - -
K013-22 全層植皮術(25cm2以上100cm2未満) - - 14.50 - -
【診療科からのコメント】
当科では,近隣の医療機関から多数の皮膚腫瘍の患者さんが紹介されてきます。
1位の皮膚悪性腫瘍切除術は,対象疾患として悪性黒色腫,有棘細胞癌,基底細胞癌,乳房外パジェット病などがあります。悪性腫瘍は広範囲の切除を要するため,入院の上周術期管理の必要があり,患者数が多くなっております。
2位〜4位の皮膚皮下腫瘍摘出術は,良性腫瘍で部位と大きさにより区分が分かれていますが,比較的大きく,出血が多く予想される症例を中心に,入院して手術を行っております。
5位の植皮術は,皮膚腫瘍などの手術により広範囲に皮膚が欠損した患者さんを中心に,再建術として行っております。
■泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 88 1.42 6.17 1.14 73.76
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 31 1.23 4.52 0.00 63.13
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 31 1.06 4.13 0.00 69.45
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 30 0.47 1.50 0.00 63.10
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術 22 2.68 12.14 0.00 67.86
【診療科からのコメント】
一般に泌尿器科悪性腫瘍手術で多いのは、経尿道的膀胱悪性腫瘍手術(TURBT)で、当院も例外ではありません。特に当院では膀胱腫瘍の病理診断をより正確に行えるよう、腫瘍一塊切除術を積極的に行っております。また、当院は地域の基幹病院として、前立腺肥大症による排尿障害を有する患者さんを多く扱っており、低侵襲のレーザー手術(HoLEP)の件数が多くなっております。さらに、尿路結石症患者も多数紹介されており、侵襲の少ない体外衝撃波結石破砕術や、尿管鏡を用いた経尿道的尿路砕石術(TUL)を多く行っております。 副腎や腎腫瘍腎盂尿管腫瘍に対しては術後疼痛の少ない腹腔鏡手術を行っております。
■救命救急センター
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K386 気管切開術 30 8.13 27.77 80.00 70.83
K1781 脳血管内手術(1箇所) 20 1.55 23.95 40.00 67.10
K178-4 経皮的脳血栓回収術 19 0.11 23.79 89.47 79.42
K654 内視鏡的消化管止血術 15 0.60 6.87 0.00 63.73
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 14 2.29 22.43 7.14 52.36
【診療科からのコメント】
気管切開術を受ける患者さんは、原疾患が回復した後も自立した生活が困難な場合が多く、近隣の医療機関等との連携をより充実させてゆく必要があります。
内視鏡的消化管止血術や血管塞栓述を受ける患者さんは、急性期治療が成功した後も、長期にわたる診療が必要であるため、医療連携が重要です。
■呼吸器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K508-3 気管支熱形成術 31 1.42 2.13 0.00 56.45
K509-2 気管支肺胞洗浄術 - - 6.00 - -
K0731 関節内骨折観血的手術(肩,股,膝,肘) - - 40.00 - -
K403-24 嚥下機能手術(喉頭全摘術) - - 155.00 - -
K681 胆嚢外瘻造設術 - - 74.00 - -
【診療科からのコメント】
気管支熱形成術(サーモプラスティー)は、ステロイド依存性難治性喘息に対して、ステロイドからの離脱も目標にして積極的に施行しております。
気管支肺胞洗浄は、現時点での自己免疫性肺胞蛋白症に対する標準療法で、全身麻酔下全肺洗浄を行います。全身麻酔下全肺洗浄目的で都内の病院から、数多くの患者さんが紹介されてきています。
■乳腺科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 37 3.08 5.62 0.00 67.89
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 32 2.81 2.28 0.00 58.44
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 24 2.79 8.71 0.00 69.88
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) 11 2.45 2.27 0.00 46.45
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - 7.11 - -
【診療科からのコメント】
当院は高齢かつ進行症例が多く、乳房切除術や腋窩郭清症例が多くなっております。しかし、入院期間の延長につながるような術後の合併症は少なく、全国平均に比べ在院日数は短くなっています。

7)その他(DIC、敗血症、その他の真菌症及び手術・術後の合併症の発生率)
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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - 0.02
異なる 42 0.29
180010 敗血症 同一 36 0.24
異なる 76 0.52
180035 その他の真菌感染症 同一 - 0.00
異なる - 0.01
180040 手術・処置等の合併症 同一 197 1.34
異なる 18 0.12
【病院からのコメント】
医療の質の改善に資するため、手術・処置の合併症や感染症の発生率を示したものです。入院契機が同一となっているものは、この傷病名がきっかけとなって入院された症例になります。入院契機が異なるとなっているものは、他の病気で入院された症例で、入院中に重篤な感染症を発症したり、手術の合併症があった場合の症例です。
当院で手術・処置等の合併症の件数が多い要因の一つとして、透析患者さんのシャントトラブルへの対応があげられます。他の医療機関で透析をされている患者さんのシャントが閉塞してしまった時などに当院を紹介されるためです。
感染症については、発生率が前年度と比べると減少しており(敗血症:0.17%減)、今後も改善に努めて参ります。

更新履歴

平成28年9月30日 臨床指標公開
平成29年9月29日 平成28年度データに更新
平成30年9月28日 平成29年度データに更新

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  • 東京医科大学病院
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