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眠時無呼吸症候群について

筆者: 歯科口腔外科  仲井 孝之 掲載日:2014/10/17

眠時無呼吸症候群について

 眠時無呼吸症候群はいびきや睡眠時の呼吸異常を包括した病態です。特に睡眠時呼吸障害は昼間の居眠りや仕事の能率低下、時には重大な交通事故の原因になるため社会的にも大変関心が高まっています。診断や治療は主に呼吸器内科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科が関与しています。

 

歯科口腔外科とどんな関係があるの?

 ⇒睡眠時呼吸障害は主に気道の狭窄化(空気の通り道が狭くなってしまう)が原因です。肥満、鼻・咽頭疾患などのほかに小顎症、巨舌症などが関与しています。小顎症は遺伝的な顎骨の発育不全によるものもありますが、最近は食事形態が軟らかくなったことで、強く噛む必要性がなくなり、そのため顎骨が発育せずに小さくなる傾向がみられます。親知らずがうまく生えてこないのもそれが原因と言われています。ところが内部の構造物(舌や咽頭などの軟部組織)の大きさは変わらないため、顎が小さいと軟部組織の容量と骨構造物の容積のバランスが崩れてしまいます。言い換えると、中身は同じなのに入れ物が小さくなったため、隙間が狭くなった状態になっているということです。そのため気道の狭窄化が起き、睡眠時無呼吸障害を引き起こす原因となります。

 ⇒そこで入れ物を大きくするのが歯科口腔外科の仕事になります。

入れ物を大きくするにはどうしたらよいの?

 ⇒主にマウスピース(口腔内装置)を使った治療です。上下顎の歯列にマウスピースを装着し、下顎を前方に誘導することにより、狭窄した上気道を広げ、通気性を良くする装置のことです。この治療法は比較的軽症の睡眠時呼吸障害が適応です。しかし、残っている歯牙が少なかったり、鼻呼吸ができない方、顎の関節に問題がある方には使用はお勧めできません。肥満の程度が軽度で、下顎が後退しているような方には効果が期待できます。

 ただし、マウスピースの作製には呼吸器内科ないしは耳鼻咽喉科で睡眠時呼吸障害の検査を受けたうえで紹介状を書いてもらう必要があります。#1

 今現在の睡眠時呼吸障害の治療は保存的治療法が主体です。軽症であれば前述のマウスピース(口腔内装置)が有効ですが、重症な場合には経鼻持続陽圧呼吸療法(CPAP)の適応となります。しかしながら保存的治療方法はあくまでも対症療法ですので、今後は根治性が期待される手術療法も望まれています。

 


#1 当センターでは、睡眠時呼吸障害の検査は呼吸器内科で行っています。


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