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「黄斑前膜」について

筆者: 眼科 講師 馬詰 和比古 掲載日:2016/09/08

「黄斑前膜」について

 当院の眼科は多くの網膜硝子体疾患の患者様のご紹介を頂き、日々診療にあたっています。 その中でも黄斑前膜(黄斑上膜)は最も多く診察をする病気の一つです。

●黄斑ってなに?

黄斑は網膜の中心部で、我々が視力を良好な視力を獲得するために重要な部位です。眼の構造をカメラに例えて簡単に説明をすると理解が得られやすいかもしれません。角膜と水晶体がレンズの役割、網膜(黄斑)がフィルムの役割をしており、この3つの組織が三位一体働いてい ないと良好な視力は得られません。つまり、白内障の手術などをして綺麗な眼内レンズに交換しても黄斑に病気があると良好な視力は出ないのです。

●黄斑前膜とは?

 黄斑部の全面に炎症や加齢により薄い膜が張ってしまう状態です。膜が黄斑部を引っ張るために2〜4倍程度に膨らんでしまいます。簡単にいうと、黄斑部に皺(しわ)が寄ってしまう状態です。カメラに置き換えると、フィルムに皺がよると現像した写真は歪んだ像になってしまいます。実際、視力の低下だけでなく、線が歪んで見えるなどの訴えがあります。

●治療は?

基本的に黄斑前膜で失明することはありません。しかしながら、黄斑前膜は自然に剥離してなくなることは稀ですので、ご希望があれば硝子体手術をすることになります。眼球の容積のほとんどは、硝子体という透明なゼリー状のもので占められており、網膜は眼球の裏側を裏打ちするように存在しています。硝子体手術ではまず硝子体を出来るだけ切除し、黄斑前膜をピンセットのような器具で取り除きます。

●おわりに

同じような訴えを自覚する病気として加齢黄斑変性がありますが、実際に診察および検査をし ないと区別がつかないことが多いので、歪みの自覚があれば眼科を受診して下さい。


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