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便はその時の体の状態を示す大事な「お便り」です

筆者: 消化器内科 准教授 福澤 誠克 掲載日:2016/11/07

 便はその時の体の状態を示す大事な「お便り」です。あなたが想像する以上に健康状態を教えてくれる貴重で、重要な情報源なのです。

 通常、健康な状態では1日1〜3回、茶褐色の便が出る事が多いですが、体の中で特に消化管と言われる食道、胃、小腸、大腸または肝臓や膵臓などの病気でも様々な性状や色の変化をきたします。もっとも分かりやすいのは色です。便の色は食べた物や薬の影響で変化する事もあり、一概に色だけでは判断できないこともありますが、明らかに血液が混ざった赤色の便や、黒色の便(タール便)が出たときには要注意です。黒色の便は食道、胃や十二指腸などからの出血が疑われ、便全体が赤い色を呈する場合などは大腸からの出血の疑いがあります。

 大腸から出血をきたす病気の中でもっとも気をつけなければならないのは大腸がんです。大腸がんは年々増加傾向を示し、2015年のがん統計予測(国立がん研究センター)では男女計ではすべてのがんの中で大腸がんが1位、男性では前立腺、胃、肺についで4位、女性では乳房についで2位となり、死亡数では女性の1位となることが予想されています。一方、目に見えない出血を検出するためには検診で行われている免疫学的便潜血検査があります。この検査はヒトのヘモグロビンに反応するため、特異度の高い検査です。これにより多くの大腸がんや大腸がんの前癌病変であるポリープが発見され大腸がんによる死亡の減少に貢献しています。

 このように日常から常に便の状態を把握し、血便やタール便などが出た際には速やかに病院を受診していただき内視鏡検査をすることをお勧めします。同時に検診を毎年受けることもとても大切です。


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