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出血しやすい病気について

筆者: 臨床検査医学科 科長 田中朝志 掲載日:2017/11/30

出血しやすい病気について

 出血でよく見られるのは、鼻出血、皮下出血、外傷後の出血などですが、通常は自然に止まります。動物は弱肉強食の世界を生き抜くために巧妙な止血機構を獲得し、ヒトは最も進化した止血機構を持つに至りました。今回はこの止血機構と出血に関して知っておきたい知識をまとめてみました。





◇ 出血に関与する因子 ◇

 主なものは血管、血小板、血液凝固因子の3つです。怪我により血管が傷つくと、まず血小板が反応して凝集し、血小板血栓が形成されます。この過程で血液凝固系も一緒に活性化され、最後にフィブリンが重合して強固な二次血栓ができます。特に迅速な止血には血小板、第VII因子、フィブリノゲンの働きが重要とされています。

◇ 出血しやすさの検査 ◇

 一般的には血小板数、PT(プロトロンビン時間)、APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)、フィブリノゲン値等を測定します。血小板や凝固因子の多くは正常値の1/10程度以下まで低下しないと出血しませんが、フィブリノゲンは1/2以下で出血を来すことがあります。 侵襲の大きい手術の前にはこれらの検査値を慎重に評価した上で万全の準備をすることが大切です。

◇ 出血傾向が気になる方へ ◇

 出血傾向を見る指標として役立つのは、皮下出血と外傷後の長引く出血などです。血小板数の低下では点状出血斑、凝固因子の低下では径5cm以上の紫斑や筋肉内・関節内出血がみられます。これらの症状が気になる方は当科にご相談いただきたいと存じます。なお、血液凝固因子の低下は遺伝性にみられる場合があり、血縁のご家族で同様の症状がみられる際には一度検査を受けることをお勧め致します。


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