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敗血症・多臓器不全って何ですか?

筆者: 特定集中治療部  谷内 仁 掲載日:2012/05/01

みなさん「敗血症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?聞きなれない言葉だと思います。私たち特定集中治療部は集中治療室(ICU)で働いていますが、実はICUで治療している患者さんの多くがこの「敗血症」という状態を呈しています。

「敗血症」とは細菌やウイルスなど何らかの病原体による感染症が全身に影響を及ぼし、体に炎症を引き起こしている状態のことをいいます。一例としてインフルエンザ(ウイルス)に罹り、高熱が出て、脈拍が速くなり、呼吸が荒くハァーハァーしている状態も「敗血症」ということができますが、一般にインフルエンザなどは自然に治っていきます(もちろん重症となり亡くなる方もいます)。

しかしICUで治療を受ける患者さんは、重症な感染症であることが多く、さまざまな治療が行われます。抗生物質などの治療によっても感染症のコントロールがうまくいかない場合に、呼吸状態が悪くなれば人工呼吸器を、腎臓の機能が悪くなって尿が出なくなれば透析を、血圧が下がれば血圧を上げる薬剤の投与を、といったような治療が行われていきます。

このようにいろいろな臓器がうまく機能しなくなることを「多臓器不全」といいます。一つの臓器だけでなく「多臓器不全」になってしまい、その状態が長く続くと死亡率が高くなってしまいます。私たち集中治療医は患者さんの病態を迅速に判断して、適切な治療を提供できるよう心がけています。


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