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病理診断って?

筆者: 病理診断科 部長 芹澤 博美 掲載日:2012/07/01

「病理診断って?」
この項を読み始めたあなたは一瞬このように思いませんでしたか?

病理診断という単語を見たり聞いたりすることはあっても何のことかを知らない方は多いと思います。何の役に立っているのでしょう。例を挙げて説明してみます。さてご理解いただけるでしょうか。

たとえば胸にしこりができたとします。 癌かもしれないと心配になったあなたは乳腺科を受診しますね。そしてエコー検査やマンモグラム検査を受けることになるでしょう。その検査結果の説明を受けたあなたはドキッとします。乳腺科医の説明は「乳腺症だと思いますが、一部に良性か悪性か判断しにくい所見があります。」でした。「えっ、癌かもしれないということなのですか?」「はい。微妙です。はっきりさせるためにしこりから組織をとって調べた方がいいですね」ということになりました。

こうして病理に届けられた”あやしい部分”の組織から臨床検査技師の手で顕微鏡標本が作られます。この標本を病理医が顕微鏡を使って観察し、判断します。この結果が病理診断です。はたしてどのような診断だったのでしょうか。結果は乳腺科医が説明します。

あるいはまた、胃の調子がよくないと思ったあなたが消化器内科を受診したとします。いくつかの検査を経て、胃内視鏡検査を受けることになりました。内視鏡検査では小さなビランが見つかりました。内科医の説明は「ビランがあります。小さなビランですので内視鏡では良性か悪性かの判断はできません。粘膜組織を一カ所とりましたので病理に出します。その結果を待ちましょう。」でした。そして次回受診日に「病理診断は癌でしたが、ごく小さな癌と思われますので、 内視鏡で癌を取りましょう。」ということなり、粘膜切除が行われることになりました。内視鏡を使って切除された粘膜組織はこれも病理診断部に届けられます。そして詳しく調べた結果、病理診断報告書には癌の大きさと深さ、取り切れたかどうかなどが細かく記されます。

どうでしょう、おわかりいただけたでしょうか。私たちが扱っている病理診断の件数は年間約6,000件あります。この中で悪性腫瘍と診断したのは約1,820件(実人数約1,300名)を数えます。

八王子医療センターはがん診療連携拠点病院の指定を受けていますが、癌診療において病理診断部は ”癌の診断” を担当しているのです。

病理診断部では常勤病理医4名, 非常勤病理医1名で病理診断を行っています。標本の作製等については6名の臨床検査技師で行っています。


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