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肺癌診療ガイドライン

筆者: 呼吸器外科 講師 中嶋 英治 掲載日:2012/11/01

当科では、がんの死亡率の第1位であります肺癌の診療に携わっております。日本肺癌学会から発せられている「肺癌診療ガイドライン」は、今日の肺癌診療の礎と言えます。
しかしながら、実際の診療は、個々の患者様の気力・体力を含めた全身の状態、周囲の環境を踏まえて進められるもので、紙面上のガイドラインのみで決定づけられるものではありません。

疾病に関わらず医療は、過去に患われた患者様方の診療経験から多くの知識を得て成り立っております。肺癌の診療にまつわる論文は、世界各国から数多く発せられており、その中から有意義な論文を厳選し、まとめたものが「肺癌診療ガイドライン」です。インターネットで「肺がん」と検索すると数多くの情報が錯綜します。多くの情報の中から、専門家が信頼のできる情報を基に、ガイドラインとしてまとめて指針を示しているのです。先に述べた通り、実際の診療の場では、ガイドラインが全ての患者様の診療を網羅できる訳ではありませんが、肺癌を患われた多くの患者様が、ガイドラインに基づいて厳選された治療を日本国内のどちらの病院でも受けて頂くことができるのです。

肺癌診療ガイドラインの実際

「肺癌診療ガイドライン」では、まず肺癌を大きく二種類の組織型に分けます。腺癌や扁平上皮癌を含む非小細胞癌(小細胞癌ではない肺癌)と小細胞癌とに分かれます。

そして、癌の進行程度(病期)で分けます。病期は癌の大きさ、周囲への広がり、リンパ節や離れた場所への転移の状況によって定められ、IA・IB・IIA・IIB・IIIA・IIIB・IV期の7つに分類されます。

非小細胞癌か小細胞癌か組織診断を行い、治療前の病期を判断した上で、推奨される治療方針が決まります。具体的な治療として、手術、抗癌剤治療、放射線治療を、場合によってはこれらを組み合わせた集学的治療を行うことになります。手術は取り除くことによって、放射線治療は放射線を照射することによって、身体の一部分に施す局所治療を行います。抗癌剤治療は、薬剤が血流を流れ全身の治療を行います。


肺癌の治療は日進月歩であり、「肺癌診療ガイドライン」は新しい情報取り入れながら改定を繰り返しております。より効果の期待できる治療を、安全に行うために、ガイドラインは肺癌診療における道標とも言えるでしょう。当科では、有意義な新しい情報を基に、個々の患者様の状態を踏まえて診療が行われるよう心がけております。


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