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多血症について

筆者: 血液内科 科長 岩瀬 理 掲載日:2013/01/01

多血症は、血液に含まれる赤血球量が増加する状態です。血液検査に赤血球数、ヘモグロビン(Hb)量、ヘマトクリット(Ht)値という項目があります。赤血球数は、単位容積(μL)あたりの赤血球の数で、Hb量は血液の酸素の運搬能力を、Ht値は血液中に占める赤血球の容積(混雑度)を示します。WHO基準では男性でHb18.5g/dL、女性で16.5g/dL以上になれば赤血球量の増加とみなします。

相対的多血症と絶対的多血症があり、絶対的多血症は真性多血症と二次的多血症に分類されます。相対的多血症は、大部分がストレス多血症と言われ、その機序は不明です。肥満、高血圧症や高尿酸血症などを有する喫煙習慣のある中年男性に多くみられ、禁煙並びにダイエット等により改善することがあります。真性多血症は、骨髄での造血幹細胞の異常により引き起こされます。二次性多血症は、肺や心臓疾患などに伴う慢性的酸素不足を補うため赤血球産生が亢進するものと、赤血球の産生を促進するホルモンが増加する病気に伴うものがあります。

症状は、頭痛、赤ら顔、耳鳴りやめまいがあります。また血栓症のリスクが高まり、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になる場合もあります。治療は、真性多血症以外ではまずその原因の改善を図ります。コントロールが不十分な場合は、瀉血 (しゃけつ:血を抜くこと)を行います。真性多血症は、経過中に他の血液の病気に移行する場合がありますので、血液内科での経過観察が必要です。真性多血症でもまず瀉血が第一選択ですが、瀉血が頻回の場合、高齢者では抗がん剤で血球数をコントロールすることがあります。若年者では血栓症を予防する薬を使用することもあります。


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