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~足の血管が詰まる~

筆者: 心臓血管外科 科長 進藤 俊哉 掲載日:2013/05/01

「生活習慣病」という病気があります。これは食事の量・内容の変化や運動不足といった文明の進歩に伴って増えてきた病気を指します。よく知られているのにメタボリック症候群や糖尿病があります。

この病気にかかったり治療が不十分だったりすると「動脈硬化症」が進み、今度はそれが原因でさまざまな病気を引き起こすことが知られています。その中で有名なのは心臓や脳の血管が詰まって起きる心筋梗塞と脳梗塞ですが、同様のことが下肢の血管にも起こりこれを「閉塞性動脈硬化症」と言います。昔は壊疽と言われ足の切断が必要になるので恐れられた病気ですが、今ではこの足の病気が起きると症状があってもなくても心臓や脳の血管にも動脈硬化症が進んでいることが知られています。つまり、足の動脈が詰まった患者さんはその半数以上が症状の有無にかかわらず心臓や脳の血管も詰まったり狭くなっているということです。

足の動脈が詰まると筋肉の血流が減るため歩いていると足が痛くなり歩けなくなります。それがもっと重くなるとじっとしていても痛くてよく眠れない、あるいは足に潰瘍や壊死(黒くなること)ができることもあります。こうなると早急に治療をしなければ足の切断が必要になります。一方、足の血管が詰まっていても周囲の血流がそれを補うように増えて症状の出ない方もいます。つまり足に症状があってもなくても足の血管が詰まっていると心臓や脳に危険な病気が隠れている可能性が高いのです。だから、足の動脈を調べることは同時に心臓や脳の病気の危険性を予測することにつながります。

最近では手と足の血圧を同時に測ることで足の動脈の詰まり具合を調べる器械があり、これが閉塞性動脈硬化症の診断の第1歩となります。皆さんの近くの病院でもこれが測れるところは増えていますが、八王子医療センターでも毎年敬老の日にあわせて、無料で手と足の血圧を測り動脈硬化症に関する講演も行うイベント(Take ABI in HACHIOJI)を開催しています。興味のある方は是非ご参加ください。


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