• 病院案内
  • お知らせ
  • 外来・入院案内
  • 診療案内
  • 総合相談支援センター

女性にやさしい手術 ~ 腹腔鏡下手術 ~

筆者: 産科・婦人科 科長 中村 浩 掲載日:2013/06/07

女性にやさしい手術 ~ 腹腔鏡下手術 ~

 近年、患者様への身体的負担を軽減すべく手術法も進化しており“低侵襲手術:minimally invasive surgery”という概念が定着してきています。それに加え女性を対象とした婦人科では“美容的”にも優れた手術方法が要求されます。

(←クリックすると、拡大します。)

 婦人科領域ではその代表的なものが腹腔鏡下手術といえます。手術法や手術器具の進歩によりその適応症の拡大は目覚ましいものがあり、良性疾患においては、ほぼ標準術式として患者様に受け入れられるようになってきました。今回は“女性にやさしい手術”と題しまして婦人科における腹腔鏡下手術についてお話ししたいと思います。

 腹腔鏡下手術の“腹腔”とは“お腹の中”を意味しており、“鏡”とは“カメラ”を指します。“カメラ”とはいわゆる“内視鏡”のことで胃カメラのようなものです。腹腔鏡下手術では内視鏡によりお腹の中がテレビモニターに映し出され、術者はそのモニターを見ながら手術を行います。

 腹腔鏡下手術にはお腹の中にスペースを作る方法の違いにより“気腹法”と“腹壁吊り上げ法”に分けられます。“気腹法”はお腹の中に炭酸ガスを入れて膨らませる方法で、“腹壁吊り上げ法”は皮膚の下に細い針金を通して腹壁を吊り上げお腹の中にスペースを作る方法です。当院では後者の“腹壁吊り上げ法”を採用しております。次に“腹壁吊り上げ法”による腹腔鏡下手術について簡単にお話しします。

 従来はほとんどの手術が開腹手術によって行われてきました。図に示したように開腹手術では広範囲に切開痕が残ってしまい美容的には優れた手術法とは言えません。対して腹腔鏡下手術では内視鏡を挿入する約0.5cmの切開(おへその内側に切開を入れるためほとんど目立ちません)と手術器具を入れるための約1.5cmの切開のみ(病気の種類によりもう1つ切開が増える場合があります)で傷痕が目立たず“美容的”に非常に優れた手術法です。

 最後に、腹腔鏡下手術により入院期間の短縮、痛みの軽減、美容面、早期社会復帰といった恩恵を患者様にもたらすことができますが、やはり医療で一番重要なことは“安全性”です。当院では“安全”且つ“女性にやさしい医療”を心がけ日々診療にあたっております。今回は“腹腔鏡下手術”についてお話し致しましたが、その他にも患者様のニーズに応えるべくさまざまな取り組みを行っております。今後またこの誌でお話しできれば幸いです。


  • 東京医科大学
  • 東京医科大学病院
  • 東京医科大学茨城医療センター
  • リンク
  • ご利用ガイド
  • サイトマップ


Copyright© Tokyo Medical University Hachioji Medical Center. All Rights Reserved.    医療機関コード:W0002927