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声の老化 女性の更年期障害と男性の老人性嗄声

筆者: 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 科長 中村 一博 掲載日:2014/02/01

声の老化 女性の更年期障害と男性の老人性嗄声

はじめに

 人は歳をとります。年齢を重ねていくと,精神的には成熟しますが,肉体的には衰えていきます。表面的な肉体の衰えは目に見えやすいもの。目に見えない器官も確実に年をとるのです。声は老化するのです。

1.女性の声の変化

 女性の声は赤ちゃんから幼少時を経て思春期まで,緩やかに低くなります。思春期から閉経期までは変化なく,成人女性の標準的な声の高さ,約200〜230ヘルツを維持します。その後,閉経期から老年期ではさらに徐々に声は低くなり,150〜200ヘルツに下がります。声の低音化のほかに,女性ホルモンの欠乏に伴い,違和感,乾燥感,つっかえ感,嗄声など,女性にはこの時期特有の症状が出現します。それを主訴に受診される更年期女性が増えるのです。

2.男性の声の変化

 幼児の声には性差はほぼありません。しかし,男性には声変りがあります。男性は思春期に男性ホルモンが増え,声帯の筋肉が太くなり,声帯は厚くなり,のど仏の骨は硬く大きくなり,声帯は長くなります。これが声変わりで,成人男性の標準的な声の高さ100〜130ヘルツまで下がります。その後は加齢とともに徐々に声帯の筋肉がやせ,声帯は薄くなり,声に力がなくなり,うわずっていき150〜200ヘルツに上昇します。「最近声が出にくくなった,変だ」を主訴に受診する高齢男性が増えます。

3.加齢性音声障害に対する治療

 日本は超高齢化社会へ突入していますので,老年期にも仕事や趣味で活躍される方が増加し,女性の声の更年期障害と男性の老人性嗄声に対する治療のニーズは増えるでしょう。年をとってもいい声を保つための治療には,お薬,リハビリ,手術など,多岐にわたります。当科ではいずれにも対応しております。お気軽にご相談くださいませ。


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