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紫外線と皮膚

筆者: 皮膚科 教授 長谷 哲男 掲載日:2014/04/07

紫外線と皮膚

 新年度がはじまり、小学生、中学、高校、大学生と新入生の通う姿は初々しくもあり、清々しくもあり、いつ見ても、ふと嬉しいものです。

 ところで、桜花香り、新緑が眼に眩しい気持ちの良い季節ですが、黄砂に花粉、紫外線と、また悩みも尽きません。今回のテーマは紫外線と皮膚です。

 紫外線は波長の短いものから短波長紫外線(190-290nm)、中波長紫外線(290-320nm)、長波長紫外線(320-400nm)に分類され、400nmを越えると紫、青、緑、黄色、赤と虹の色になります。波長の短いほど毒性が強く、長いほど毒性が低くなります。短波長紫外線はオゾン層で吸収され地上には届きません。中波長紫外線も雲やガラスで吸収されます。長波長紫外線は毒性が低いとはいえ長時間暴露されれば日焼けもしますし、皮膚障害も起こします。油断できません。

 以下、代表的紫外線による皮膚障害です。

 まずメラノーマです。紫外線が原因のメラノーマは日本人では少数派です。しかし、増加傾向にあります。女性に多い表在拡大型、高齢者に多い悪性黒子型です。紫外線の当たる部位や肌の白い部位に発症します。メラノーマは数こそ少ないものの悪性度の高い皮膚癌です。

 有棘細胞癌も多くは紫外線が原因となります。メラノーマより多い皮膚癌ですがメラノーマほど悪性ではありません。手術で治ります。

 基底細胞癌も紫外線が原因です。色の黒い皮膚癌で、メラノーマと間違われますが、進行も遅く、転移も滅多に起こしません。

 次に大問題なのが皮膚の老化です。顔や胸、手から腕に皮膚の老化に伴う症状が現れます。皮膚は紙のようにカサカサし、あざができ、シミも増えますし、皮膚が破れやすくなります。

 日光過敏症にも苦労させられます。薬と紫外線で痒い発疹が日に当たる所にできます。薬を変更する、紫外線を避けるなど必要になります。

 今はもう紫外線の強い季節です。皮膚癌だけでなく、肌の老化を防ぐ意味でもしっかりと紫外線対策をしましょう。

 


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