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排尿障害について

筆者: 泌尿器科 科長 宍戸 俊英 掲載日:2014/07/14

排尿障害について

 排尿障害とは膀胱から尿道までの尿路の異常によっておこる病態をさし、正式には下部尿路機能障害といいます。排尿障害は尿が出づらくなる排尿機能障害と、尿が我慢しづらくなる蓄尿機能障害に分類されます。

 みなさんは排尿障害をきたす病気というとどのようなものを思い浮かべるでしょうか。

 まず、排尿機能障害の代表的な病気として高齢男性にみられる前立腺肥大症が挙げられます。これは、腫大した前立腺によって尿道が圧迫されて尿が出づらくなる病気です。軽症であれば内服治療を行いますが、重症の場合、手術療法が選択されます。無治療で放置すると、排尿後にも多量の尿が膀胱内に残り(残尿といいます)、ひどいときは尿毒症となります。また、膀胱も筋肉の線維化がおこり凸凹となり(肉柱形成といいます)、収縮力を失い、前立腺肥大症の治療をしても元に戻らなくなります。最近では前立腺肥大症に対するレーザーを用いた低侵襲手術が普及しています。

 次に、蓄尿機能障害をきたすものにはどのようなものがあるでしょうか。代表的なものとしては過活動膀胱や、腹圧性尿失禁などが挙げられます。過活動膀胱は我慢できない急な尿意と頻尿を伴う症状症候群で、さまざまな原因でおこります。時に我慢できずに尿漏れ(切迫性尿失禁といいます)をおこすこともあります。一般には内服薬である程度改善します。またくしゃみや咳をしたときにみられる腹圧性尿失禁は尿道や膀胱を支える組織が弱くなったり、尿失禁を予防する尿道括約筋の機能が低下することにより起こります。尿失禁予防体操(骨盤底筋体操ともいいます)や内服薬で治療を行いますが、改善がみられない重症例では手術療法を行う場合もあります。このように、排尿に関するトラブルを抱えている方は、一度泌尿器科医に相談してみてください。

 


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