● 入院される患者様へ((重要))
入院患者さんへのお願い
東京医科大学八王子医療センターでは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、全ての入院患者さんのPCR検査を実施しております。PCR検査で陽性の場合には、すみやかに個人情報等を行政へ報告し、適切な入院・隔離対応などを行っております。その一方で入院時のPCR検査が陰性の患者さんであっても、以下の理由で入院後に感染が判明することがあります。
1.PCR検査時に感染していたが、初期感染のためPCR陰性であった。
PCR検査時にはウイルス量がごくわずかで陰性と判定されたが、その後、体内でウイルス量が増えて陽性となる
ことがあります。
2.PCR検査後から入院までの期間に感染した。
PCR検査後に新型コロナウイルスに感染したものの、入院時には症状が出現しない場合です。
3.PCR検査では感染を検出できなかった
PCR検査は偽陰性(本当は陽性だがPCR検査では陰性と判定される)が数%認められるため、呼吸器症状を発症して
初めて新型コロナウイルス感染が判明することもあります。
したがって、入院前のPCR検査が陰性とは、入院時に新型コロナウイルスに感染していないことを証明するものではありません。
それでは、入院時の感染を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?
それには、入院患者さん全員が入院中もマスクを着用し、手指衛生を徹底することが必要です。
どうしてもマスクを外さないといけない場面(食事や検査時)では、指示のない限り会話を控えていただくことが最大の予防になります。
東京医科大学八王子医療センターでは、感染予防の観点から医療スタッフが最大限注意を払って対応しております。
入院患者さんにおきましても、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない状況であることを認識された上で、医療スタッフの指示に従っていただきますようお願い申し上げます。
東京医科大学八王子医療センター 病院長