やまゆりサロン
やまゆりサロン第50回記念講演会を開催しました(7月20日)
総合相談・支援センター 渋谷弘子(公認心理師)
がん患者サロン「やまゆりサロン」は、2015年6月に発足し本年7月に第50回を迎えました。がん診療連携拠点病院の施設要件Aとして、全国の施設で同様の取り組みが行われていますが、「やまゆりサロン」の特徴は、患者同士の分かち合いを、多職種でファシリテートしていることです。
心理師、MSW、薬剤師、管理栄養士、PT、OT、ST、NSが月替わりで担当し、参加者にも好評です。年々参加者が増え、のべ464名、毎月約15名の患者さんが参加しています。
このたび50回を記念し、地域緩和医療を牽引されている、数井クリニックの数井学先生の講演会を開催し105名の方に来場いただきました。
『在宅療養で人生を考える』をテーマに、「人生の終末期をコンシェルジュとして支える」実際をお話しいただきました。患者家族の「選択」に正しい結論や答えはなく、我々医療者も含め生と死について考え続ける大切さに思いをはせる時間となりました。
がん相談支援室メンバー【数井先生(後列左から2番目)】